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1/8//2017  ○Web吉備悠久

倉敷市中帯江 不洗観音寺

■ 2006年(平成18年)1月23日(月曜日)山陽新聞掲載の吉備悠久は、倉敷市中帯江にある不洗観音寺を訪ねる企画でした
 
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 ここ吉備高原から中帯江の不洗観音寺まで、車で移動して約1時間の道のり、はたしてこれまで何度通ったことでしょう。

 この正月も訪ねることができました。

 江戸時代に建築された客殿の再生に伴い、新たに襖絵を描く機会をいただきました。2001年に制作をスタートし、描く題材、材料、描き方、表具までそれぞれにこだわり、完成は2007年、5月1日から5日まで一般公開を行うことが出来ました。あれからちょうど10年となる今年、5月の連休には、この客殿襖絵の一般公開(通常非公開)が計画されています。

★ 2017年5月1日、2日 客殿襖絵に加えて軸装も 公開予定 ★

 くらしき不洗観音寺客殿襖絵
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/arawazu/index.html
 
 初めて不洗観音寺の山門をくぐったおりから気になっていたこの立派な松の姿、吉備悠久で取り上げる際のメインはこの「影向の松」にと決めていました。
 緑濃い通常の松も確かに良いのですが、1月掲載ということもあり、雪をいただいた姿として描きました。
 

 
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 不洗観音寺の山門。絵には描いていませんが、右手には枝垂れ桜があります。階段を登るとすぐに影向の松が正面に見えてきます。

 今年の正月も多くの参拝客で賑わっていました。
 
 安産祈祷に七五三、通常でも厄除けで多くの参詣者で賑わう元気の良い寺。

 
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 本堂前の石段、両側壁にびっしりと掛けられた絵馬は圧巻です。再生された客殿は絵の右手
にあります(画面中には描かれていません)

 左手には鐘楼、その左には薬師如来堂があります。また隣には貴船神社が建立されています。手入れの行き届いた庭も見どころの一つです。
 

 

※ここで紹介している画像は、作家・紀田順一郎さんとの共著『吉備悠久』(山陽新聞社刊、2006)に収録されたものです。以下URLは、紀田順一郎さんの「 不洗観音寺 (岡山県倉敷市)」記事への直リンクです。 是非御覧ください。(URLをクリックすると、紀田順一郎さんのサイト記事が表示されます)
http://plus.harenet.ne.jp/~kida/topcontents/news/2017/010801/index.html