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懐かしいメイン・ダイアルです
FL/FRDX400(初期モデル)を長年愛用しましたが、そのダイアルと同じです
1回転50KHz
外周にあるノブは、ダイヤル回転の重さを可変出来るもので一杯絞めれば、ダイアル・ロックです |
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送信ファイナルは、6JM6x2本
6JS6より一回り小型です
(左写真参照)
その分、ファイナル部分はコンパクトに仕上がっています
プレート電圧500Vで0.2A 入力100Wを得ています
プレート電圧は、380Vをブリッジ整流
SG電圧も、120Vを半波整流して150Vと、無理の無い電源設計、といったところです |
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シャーシ上面
非常にコンパクトにまとめられています
構造強化のためのシャフトが2本採用されています
固定CHのクリスタルを取り付けるLアングルも構造強化の役を担っています
各穴を塞ぐテープは、前オーナーの配慮
クリスタル・フィルタが大きく見えます
きっとHC−6/Uタイプのクリスタルを6個使ってあるものでしょう
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シャーシ底面
ワイヤーハーネスを使って、整然と配線してあります
配線の綺麗さはYAESUが国産の中では一番でしょう
配線を追いかけるのは大変ですが・・・・ |
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リアパネル
スピーカー出力は、懐かしいフィーダーコンセント
本体にスピーカーの内蔵はありません
DC-DCインバータ用TRのヒートシンクは見当たりません
リアパネルに直接取り付けることで放熱器として使用してあります
ファイナル部の強制空冷用FANオプションはありません |
凹凸が少なくシンプルに見えます
VOXに関係する調整VRは、PTT-VOXの切替SWも含め、リアパネルに配置されています
DC-DCの放熱について、電源トランスの周囲をアルミ板で囲ってあり、このものもリアパネルに固定されているため、一緒に放熱の役を担っていると考えられます |
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FT-100と比べ、RF部の基板はベークライトからガラスエポキシに変更されており、問題があったのかなと思われます
この点は、FT-101にもそのまま継承されています
ファイナル・プレート同調VCは、ロードVC同様、減速機構無しです
発熱源は、ここに見える真空管3本のみです
ファイナル部は、もちろんパンチングメタルで塞がれています(写真は取り外して撮しています)
ドライブ/プリセレクタ同調機構は、一般的な3連VC方式が採用されています
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RF同調機構は、μ同調方式ではなく一般的なVC方式です
アマチュアバンド専用と言うことでしょう(一方FT-101は、ゼネカバを目指してμ同調方式を採用)
DRAKE 4シリーズと同じ発想・考えのようです
セパレートは、ゼネカバ対応でμ同調機構を採用、トランシーバは、アマチュアバンド専用で通常のVC方式を採用、です |
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今回のトラブルの原因は、そのほとんどがこの写真の中に!?
AFファイナル・トランジスタの片側がNG・・・この際ですから2本とも交換しました
2SB200は思ったより簡単に入手できたのですが、交換作業はとてもやりにくかったです(コの字型の放熱板が取り付いているやや大きめのメタルの頭が2SCB200)
もう一つの大きな原因、リレー接点の接触不良です
トランスとReg回路の下に2つ並んで取り付けられています(取り外した状態で撮しています)
これが最近目にしない形状のもの、その昔パーツ屋をしていたときには良く目にしたものなのですが・・・
最悪?は頑張って接点を磨きます! |
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バンドSW、クラリファイアVRほか、接触不良を起こしているものが多く、一生懸命清掃!です
その上で、トラッキング調整です |
BAND(MHz) |
AM
30% 1KHz 変調ON/OFFで
S/N10dbが得られる信号強度 |
CW/SSB
RF信号のON/OFFで S/N10dbが得られる信号強度 |
3.6 |
5.7μV |
1.5μV |
7.1 |
2.2μV |
0.6μV |
14.2 |
1.4μV |
0.28μV |
21.2 |
1.2μV |
0.2μV |
28.6 |
1.5μV |
0.3μV |
Lowバンドに何か問題が?? 実用上は問題無さそうですが、要精査です
S/Nがとれない・・・残留ノイズが多い、です
各バンドとも、40dbμVで、おおよそS9を指示します
BAND(MHz) |
CW送信出力 |
3.5 |
70W |
7 |
60W |
14 |
60W |
21 |
50W |
28 |
50W |
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