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まずはフロント/お顔から
コンパクトかつシンプルです
3.5MHz帯から29MHz帯まで、VFO+FIX水晶3個でカバー
28MHzの位置で、逆コンバージョンで10MHz帯の受信が出来るようになっています(プリセレクタの位置で、結果として切り替わる)
HF5バンド+10MHz帯に対応、です
モードは、AM、AM-ANL、SSB、CW
逆サイドバンドは受信できません |
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こちらは、リアから
電源トランスは非常にコンパクト
大きく見えるシールドの中身はVFO
メカフィル風に見えているのは、9MHzクリスタル・フィルタです
IF:9MHzのシングルコンバージョン・・・US製品ではSWAN製品、八重洲無線ではFR-50等と同様に、各バンド毎にVFOの発振周波数が異なります
29MHz受信時は、20MHz前後を発振していることになります
当然、安定度には問題が生じるでしょう
US8Pボディプラグが手元になく、仮にUSソケットで外部からDC12Vを供給して、テストをスタートしました |
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照明ランプ(ダイヤル2個、メーター1個の計3個)
通電すると400mA近く流れます
そのほとんどは、照明ランプの消費電流です
ここは今風に、LEDランプに交換しました
無信号時の消費電流は、一気に低下して100mA程度に |
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こちらがボトムを撮したもの
RFチューンが独特です
IC−71にも採用してあるような糸掛けの機構が、ここでも採用されています(本機が先輩です!)
何が糸掛けで動いているかと言えば、コイルのコア、そうスラグチューン構造になっています
バンド切替はVFOのみで、RF系のバンド切替はありません
バリコンと連動して、コイルのコアが動くという、ユニークな構造で、3.5〜30MHzをカバーします
ヒントは、DAVCO DR-30です
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こちらがRFチューン部のアップ写真です
独立したシールド・ケースに収まっています
中央に見える2つのコイルのコアと、バリコンの動きがひとつになるように、糸掛け構造が用意されています
左上にチラッと見えているのはマーカー用500KHzクリスタルの頭です
リアパネルに、50/100KHzの切替が出来るSW(センターOFF)が取り付いています |
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プリセレクタ・ユニットを取り外して、反対側から見たものです
ANT側コイルのコアの動きがおかしくなったので、分解して修正しました
スプリングを押さえているワッシャが、スプリングに食い込んでいました
ボビンの固定も瞬間接着剤で!
これでRF部もきちんと調整が出来ました
シングル・スーパーの強み?で、トラッキングの必要なコイルは2つで済みます |
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こちらが問題?のVFO部です
シールドケースを取り払って撮しています
各バンド毎に発振コイルが用意してあります
水晶ソケットは、FIX-CH用です
バリコンそのものは頑丈そうなものが使ってありますが、バンド切替SWは、普通のベークライト製、SWANのようにタイト製の採用ではありません
x−Lock組込前の様子です |
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今回、一番悩ませられた原因があったところです
バンド切替に連動して、発振コイルを切り替えます
たまたま調整のスタートを7MHz帯としたのですが、変な発振をするは、受信周波数は安定しないは、一体何が起きているのだろうと、バンドSWの接点や、バリコンのアースベロをクリーニングしても、一向に変化がありません
ここで試しにと、3.5HHz帯や14MHz帯に切り替えてみると、それなりに受信するではありませんか
もしやと思い、絶縁ドライバで、見えているスズメッキ線を一つずつ押してみると、外れた配線がありました
これが7MHz帯の発振コイルに接続されるスズメッキ線だった!!
トラブルの原因判明!です |
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IF関係の再調整・・・IFT以外に中和(帰還)があります
発振しない手前で、高感度かつ安定に受信できるところを、手探りで探しました!
3.5〜14MHz帯に於いて、40dbμV入力でS9に設定できました
電源接続ケーブルについては、8Pボディを入手して、AC100V、DC12V接続の2本を用意し、受信機内部には12Vの低損失3端子Reg-ICを組み入れました |
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