| 檻・罠用適法発信器/受信機のご紹介 |
AIの普及あるいはインフラが整備された昨今、役割を終えたとの判断で備忘録に移行します(2025.11)
現役で活躍している機器もまだあり、保守についてはしばらく継続してお引き受けします |
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特に中山間地域における高齢化により、従来出来ていた檻・罠による獣害対策も出来なくなったという実体があるようです
仕掛けたあとの見回り・点検が辛い・・・
そこで、車中からでも見回り・点検ができれば、従来通りの設置が出来、獣害被害も低減できるのではないかということで、獲物がかかったことを無線で通知する仕組みを安価に構築しました
獲物がかかっていることを検知したら、若い方に連絡して来てもらう・・・仕事のある若い方についても、どうなっているか分からない見回りの負担を軽減することが出来ます
お歳を召した方であっても、地域のために出来る自分の役割がある・・・これはきっと大きな励みになると思います
歳を取ったら何もしないで家でじっとして・・・これは、生き甲斐をなくすだけです
生涯現役(元気な老人社会)を目指す取り組みでもあります(介護施設を充実させることが、人生の幸せに結びつくとは限りません)
もちろん適法のものですから、農水省の補助金対象になります
※鳥獣対策を地域の活性化に繋げようというところから、最近になってジビエへの取り組みが盛んになってきました
より新鮮なネタを、というニーズにもお応えできそうです |
檻・罠以外の応用について
■紐で引っ張って、マグネットが規定の位置から外れると送信
ハウス・倉庫などの侵入検知(セキュリティ関係)、水位・岩やフェンスの動き(防災関係)など
場合によっては、金庫なども対象になり得るかも・・・
■防水ケースに収納
送信機は、設置場所を問いません また単三電池2本で通常1年は使用OKでしょう
(連続送信:約300時間)
■見通し2Km以上で検知(状況受信)可能
受信機の携帯型利用では800m程度ですが、受信機に外部アンテナを利用することで実現できます
電波法の規制は、送信側で受信側の感度向上策には制約はありません
シンプルが良い、あるいは携帯電話網も利用できないエリアでの異常事態の無線通知をお考えの方には、
もしかしたらうってつけかも!?
※本仕組みを発展的に活用した『土石流発生通報システム』 → こちらでご紹介しています |
■送信キック用マグネットの使い方/あえてこちらでご紹介する必要もないかなとは思ったのですが
ちょっとの動きで送信しては困ると言うケースを例に
1.テグスなど線に余長を持たす
2.テグスなど線の途中をスリーブなどに通し、ここを何かで縛るなどして
少しの力ではマグネットが外れないようにする
など、使い方の工夫は、色々考えられます(言わば、感度を落とす方向ですから楽です!)
使用する目的によって、その工夫も変わってきます(お使いになる方のノウハウが活きます) |
| 檻・罠用発信器 OS−01 |
2011.8月上旬より販売をスタートしました
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こちらの写真は、初期バージョンです
目立たないアンテナを目指したのですが
1.タヌキに囓られ、結果として保護チューブの中をつたって送信ユニットに雨が侵入
2.取付グランドに隙間が生じ、ここから水が侵入
何台か、上記が原因で、送信のしっぱなしというトラブルの発生があったため、現在では下段の写真にあるようにカバー付きを標準としております |
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こちらが、現状のOS−01(1)です
アンテナをカバーした以外に変更はありません
横に見えるスケールは、36cmのもの
赤丸シールのところから、たとえば左写真のようにマグネットが外れる(位置が外れると)と送信します |
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2014.02 より
このタイプを標準品として販売しています
(説明には、一部初期型の写真を使っています) |
防水ケース(W80xH110xD65)に収納
マグネットが引っ張られて外れると送信というシンプルな構造
取付は、ビスで縫うとか紐で縛るとか、固定さえ出来れば任意(2点取付金具付き)
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当面、OS−01にはマグネットを2個添付します
ひとつは、左写真のように加工してテグスをつけたもの(ご使用例のつもり)、あとひとつはマグネットのみです
このマグネットの使い方は、お客さまにお任せ・・・です(言わばキット OS−01はベース)
指定の位置を外れると送信・・・極めてシンプルですので目的に合わせて設置・取付をお願いします
業者の方には、この部分でお持ちのノウハウを生かして、ビジネスに展開していただく余地があります
※強力なネオジウム磁石です、通常の磁石での代用は出来ません |
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| 最新モデルの内部です(電池は別売) |
最新モデルの全体像(外観) |
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マグネットが、規定の位置(マークのあるところ)から外れると送信します
軽い動きで、送信が出来ますので、ドア・もの等いろんなものを対象に、状況が変わったことの通知を行うことが出来ます
重い動きにさせたい場合は、引っ張るひも(テグス/ワイヤー)を縛るなどすることで対応できます |
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| OS−01専用受信機 HR−01 |
信号受信をブザーで知らせ、それがどのもの(OS−01)からの発信かをLEDで表示します
ブザー音は、軽トラで走行中でも聞こえるくらいの音量があります(受信機の中で、一番電気を食います!)
受信表示を気にすることなく、運転に集中できます(ブザー音を聞いてから安全なところに車を止め、それからLED表示を確認していただければOKです、電源を切るまでブザー音と表示は継続します)
OS−01を地上高1.5mに設置、見通しであれば800m離れた車中で、付属アンテナを使って検知(受信)できます
HR−01は、同じ受信エリア内で、最大6個までのOS−01を識別(ID識別)できます
従いまして、どの檻に獲物がかかったかが一目で分かります
もし、同一受信エリア内で、6を超える設置があった場合、信号強度の表示を見ることで遠い近いが分かります
この組み合わせで、最大600の受信(識別)が可能です(HR−01に登録可能なOS−01の数100台xID6種) |
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 最新のHR−01の内部
受信ユニットがバージョンアップしました
その他には見た目の変更はありません |
LEVEL表示を選択した時の表示例
ご覧のように、20dbμemfで、LED4個点灯
電源ONでLED1個点灯(電池が規定電圧以下になると消灯してそのことが分かるようにしています)
このLEVEL表示は、同じIDを使用していても信号強度の違いで判別が付くようにするためのものです
※受信ユニットのバージョンアップを機会に、スケール感度を上げて、現行品は20dbμemfで、LED6個点灯になるようにしています |
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上に見えるDIP−SWは、受信対象とするOS−01の登録、あるいは削除する場合に使用するものです
OS−01とセットでお求めの場合、登録したものをお届けします(すぐにセットでご使用いただけます)
あとで、新たにOS−01を追加する時以外、ここまでケースを開けることはないと思います
OS−01を後日増設した、というケースについては、この状態で受信機への送信機ID登録作業が必要になります(説明書を添付します) |
| 仕様など記したパンフレットは、こちら |
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OS−01 発信器 販売価格 ¥21,780(内消費税1,980) 単三電池x2、送料別
ID:1〜6まで選択可能
HR−01 受信機 販売価格 ¥38,280(内消費税3,480) 単三電池x3、送料別)
最大100個の発信器まで受信対象として登録可能
(仕様とすれば、6IDx100=最大600個の識別まで可能)
フレキシブル型アンテナ添付(外部アンテナ使用可能/BNC−J)
※定価というものは設定いたしておりません(OPEN PRICE) |
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送信のキック方法もシンプル、防水ケースに収められている点から、屋外のいろんなシーンでの活用が見込まれます
ハウス・倉庫のドアが開いた、岩・フェンスが動いた、金庫が動いた!?など、紐で引っ張ってその動きが分かるものでしたら色々な利用シーンがあると思います
何が起きたらマグネットが指定位置から外れて、アラート信号を送信するか・・・工夫をお願いします |
お買い求めいただいた場合、まず、机上で動作の確認・理解をお願いします
その後、設置なさった場合の動作(送信)試験は、必ず現地で実施して下さい
どの範囲で、受信可能か・・・周囲の電波環境の違い等で異なります(一定ではありません)
現地での送受信動作確認が、運用のスタートです
OS−01本体は、なるべく高い位置に設置
より遠くに電波が飛びます(見通しが良いほど良く飛ぶ)
金属への取り付け時は、アンテナ部が金属にかぶらないよう注意して下さい
樹木も、水分がある限り金属と同じように電波伝搬に影響します
HR−01での受信
その立ち位置(受信場所)で、信号強度が変化します
少し動いてみると(場所を変わってみると)検知できるケースがあります
意外と移動中が良く入感するなどと言うのは、この電波の位置により強弱する変化の影響です |
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| 愛媛県西予農業指導班レポート 2012.11 |

捕獲檻に取り付けられた
OS-01 |
新たなタイプの捕獲檻の試作など効果的な有害獣の捕獲方法の実証事件に、こちらのOS/HR−01が使用(試用)されました
受信距離などを様々なロケーションで確認することがひとつの目的でした
谷間などで大きな障害物がない状態では、500mほど離れた状態でも受信可能で、自宅にいながら檻の状況が確認できました
また、山などの障害があっても、比較的近くであれば、受信できることも確認しており、横の谷に設置した檻の状態を確認することができました
・・・とのことです
これらの様子は電波環境によって変化しますので、一律にどちらも同じとはいきません
事前に電波伝搬調査が必要なケースには、貸し出しなどの対応をさせていただきますのでご照会下さい
上記ご紹介の取り組みについて、記事の掲載があるWEBページは、
http://www.pref.ehime.jp/nan99909/seiyo/d1210.html
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| 富山県下の実証例 |
見通しの良い地点 山の上から平地に向かって電波が飛ぶようなケースでは、1400m離れた場所で受信が出来たという例があります
が、季節や天候の変化も見越して最大800〜1000mというのが妥当かと思っております
実際に設置なさる場所で、きちんと確認を取ってから運用を初めていただくことが必要です |
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写真協力:(有)協和リクレイムさま |
大型捕獲檻への応用
こちらは、10x12mとかなりの大型捕獲檻です
サルなど昼行性が相手なら、目視で遠隔操作
発信器のボタン操作で入り口を閉ざすところからスタート
受信/制御部は、ソーラーパネルでまかなっています
■センサ仕掛けで入り口を閉ざす
こちらについては、センサ次第
超音波や赤外線など、動物に見切られている可能性も無くはありません
■複数の入り口に対応
入り口それぞれにセンサを用意、捕獲檻中心付近で検知され、入り口付近で検知がないときに閉まる、そんな制御の依頼があり試作もしてみました
現在(201505)は、成獣であることを確認して閉まるようなことが出来ないか興味本位で実験中です
効率的に捕獲・・・なかなか大変なことです |
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