科学雑誌Newton別冊に紅白梅図画像が掲載
キャッチの言葉に、<自然現象や名画などの身近な例から最新のテクノロジーまで>とあります。私が関わる美術・絵画のジャンルもちゃんと含まれています。絵画の色と材料について、焼物・セラミックの絵付け、色について、そして「いにしえの色彩を求めて」という科学分析と再現の世界。花火の色の世界についてや、色と光を理解しようと試みる特集、私も以前から興味のあった光の吸収率が99.96%という素材の紹介もありました。空の色の話、色覚、人間の知覚についての話も有ります。アワビ、モルフォ蝶、シャボン玉、このような名前でイメージされる色の世界!を解説してくれています。印刷についてや、光自体の基本性質について、光自体の理解にも迫ります。最後は光に関するテクノロジ、知る人ぞ知る光学迷彩なんて話も出てきます。色に関係する人間としては本当に嬉しい限り、興味のある世界、現在の科学理解をやさしく図解、教えてくれる本です。 ※科学雑誌Newton5月号に紅白梅図画像が掲載 3/25//2014 材料技法http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2014/032501/index.html
前回掲載のおり、この特集は、台湾版、韓国版にそれぞれ翻訳され、掲載したと連絡をいただきました。ありがたい限りです。科学好きならだれでも知っているニュートンに掲載していただける嬉しさ。尾形光琳作 国宝 紅白梅図屏風の描法再現に加わらせていただいたことをあらためて感謝する次第です。 美術にかかわらず、色のコト、光についてなど多くのワクワクの詰まった本です。ご紹介まで。
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