サル日誌
野生サル接近警戒システム
鳥獣類接近警戒システム  特許第4070747号
猿人善快 〜2006
普及のための活動の中から
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この冬は暖冬!?  2006年12〜
12月10日を過ぎても熊の目撃証言がある・・・ 兵庫県北を訪ねたときにお聞きしたお話です
やはり暖冬・・・冬眠に入る状況になっていない!!
今、山に入ることは危険・・・ 異常な状況が生じています
常識で(過去の経験で)判断できない・・・互いの安全のためには、彼らの動きをマークする仕組みが必要不可欠です
これら鳥獣の生態に関わる情報取得のための電波利用・・・・総務省も本腰をあげて欲しいものです
ところが、今の状況は、北陸・信越での実証実験の成果が生かされる方向になさそうです
特にVHF帯でアナログ電波の割り当てはしたくない・・・そんな状況にあるようで、目的より形の方が優先されている極めて行政的な判断がどこかで行われている様子に見受けられます
国民の安全に関わる問題なのですが、これが電波の有効利用に当てはまらないのでしょうか?
最近、総務省の動きに関してちょっと疑問を感じています(こちらの観察違いならうれしいです!!)
シーズン入りしました!?  2006年9〜10月
=猿人善快= 製造が忙しくなるシーズンがやってきました
今年は、関東と九州に新規のお客さまが・・・
地元岡山県内では、高梁市のASPシステムに2箇所の増設を行いました
これで、残り一箇所(一方向)を除き、目に見えないサル用の柵ができました
残り一方向・・・・こちらは、現在そこに住んでいらっしゃる方がいない地域で、単なる接近jセンサーとして設置しようかどうか、市担当の方は悩んでいらっしゃいます(地元の追い払いが出来ない=市の担当者の方で追い払いをしないといけない)
大雨が続くと・・・ ソーラーシステムはどうなる!? 
晴れの国と呼ばれる岡山でも7月20日までの2週間は悪天候が続き、かなりの降雨量がありました
地域によっては道路閉鎖なども・・・
高梁市に設置してある5基のうちの1基が、充電が追いつかずバッテリ上がりに・・・谷間で日照時間が一番短い場所にあるもので、動作チェック用のデータが飛んでこないことから、アラームメッセージがMailで届き、きっとバッテリ上がりだぞ・・・予想通りでした
日当たりが良くないけどサルたちは頻繁に近くに来る・・・稼働時間が長い(回転灯が一番電気を消費します)ところで、やるとしたらここだよなって言っていたところです
運悪く、その地域の反対側に出没したサルを追ったのが良くなかったのか、警報が出ない状態で、きっちり被害に遭ってしまいました
地域の方の油断もいくらかあります(警報が鳴っていないし、ここまで被害なしで来ていました)
サルたちも警報が鳴れば、その線からは近づこうとはしないのですが、今回は警報が鳴っていない・・・きっちり畑までおりてきてしまいました
電圧制御をしていますから、晴れて充電が進めば自動復帰するのですが、そこは心配ですから充電効率の良いチャージャーを急遽手配して、4日後に充電に出かけました
TRUECHARGE20+


385x172x70 3Kgと、小型軽量で20Aの充電能力がある優れものです
それもバッテリの種類によって最適な充電方法を選択できます

また定電圧電源として使用できるモードも持っています

お値段はちょっとしますが・・・
今回のことで、1台保守用に持つことにしました
被害が生じたことは残念ですが、この合図で自分たちは、人に追われる・・・間違いなく彼らは「サル接近警戒システム」の発する警報(音/光)を認識していることの確認が出来ました
ネットサーフィンしていると 
時々、ネットサーフィンをして検索エンジンの登録状態や目新しい情報を探します
「サル接近警戒システム」で見ていると、TV放映が続いて2件見つかりました
ひとつは、山形県東根市の設置後1年経過したあとの効果測定のような番組、あとひとつは高梁市の様子を報道したものでした
それぞれが結構長い時間をとった番組で、地元の方の声が多く聞かれました
山形の放送では、設置前の被害額と設置後の被害額の比較もなされていました
「サル接近警戒システム」・・・この固有名詞も、そろそろデファクト(一般的/事実上の固有名称)になりつつあるのかなと、ちょっとうれしい気分になりました
高梁市 ASPシステム 2006年度 増設  (2006/06)
現在は、Mail通知時間を03時〜21時の間に制限するようにしました
受信記録は、24時間365日とっており、担当者はいつでもそのデータをダウンロードして利用することが出来ます
今回は、受信エリアをあえて狭く・・・200m位に設定していますが、当初の追い払い効果(サルの学習機能)が継続しているようで、この距離設定で、被害は出ていません
本当の成果は、これからの時期・・・山に餌となるものがなくなって、畑に作物が実ってくる季節が勝負の時期です

新年度の事業として2箇所・・・一箇所はある集落の側、あと一箇所は彼らの通過をチェックする場所に設置することが決まっています
一番のネックは、携帯モデムの入手・・・です
時代の進化は良いのですが、どんどん切り捨てられるものも少なくなく、継続した事業を行うにはやりにくい時代となりました
猿害対策は、ITを活用して!?  導入後 高梁市U 出来過ぎ!? (2006/05)
何が出来過ぎって???
一定線から先(人の生活圏)にやってこない状況が続きます
まだ、サルの接近を担当者仁Mail通知する事態は発生していません
接近を検知していない? いえいえ検知しています(受信データは、行政担当者に公開しています)
1〜2分以内の検知を繰り返しています
2分以内しか検知しないように設定しているのではないの?! と、行政担当者から冗談を聞かされるくらい
少なくとも、サルたちがこの接近警戒システムの稼働を意識していることには違いありません
アラームが鳴ると(光ると?)、下がる(戻る)ことを繰り返しています
一体いつまでこの状況が続くのでしょうね
そのうち、周りのサルが発信器を装着したサルに、「おまえは、ここにじっとしていろ、ちゃんと餌をとってきてやるから」・・・こんなお話が現実になるのでは?という心配をしています 

当初の追い払いをきちっと学習しているようです
ITは、追い払いをするものではありません、あくまで手段です
実の行動は、ITの時代であっても、人がしなくてはなりません
導入後 高梁市 (2006/05)
ASPサービス機能を持たせたおかげで、サルたちの動きの様子について、その場にいなくても手に取るように知ることが出来ます(5箇所の定点観測!)
意外というか、出来過ぎかと思って、つい現地を訪ねてしまったことがあります
それは、データで見ると「線引き」がきちっと出来ていること
現在は、検知距離を約200mに設定しています
その感度で検知できるかどうか・・・すなわち警報が鳴るところで2分以上受信を継続しない
1〜2分のうちに、受信できなくなり、またしばらくすると1〜2分(短時間)受信して、すなわち警報が鳴って、また受信しなくなる・・・を繰り返します
夜間、寝場所があるところでは???
タイマーで6時から18時までに警報発報時間を制限していますので、18時以降は音も光も発しません
この状態でも、、やはりその場に居ます(信号強度も読んでいますから、ほぼ正確に掴めます)
居ることは、データ受信で確認できます(受信動作は24時間継続)
夜間は、サルたちもストレス無くお休みいただけます!?
その位置から、すなわち日中の受信出来るか出来ないかの境からは人家に近づいていません
たまたま設定した検知距離とうまくマッチしたのか???
お近くにお住まいの方は、警報が発せられると外に出てみる・・・ということをきちっと行っていただいています
最初は、花火を打ったりしていましたが、今では外に出るだけ、様子を見るだけです
お聞きすると、警報は鳴ってもサルは見かけない・・・です
今は、山に餌があって畑には食べ物のない時期で、たまたまかも知れません
この様子が維持されれば、当初の目的である生活圏の線引きは、意外に簡単にできた・・・ということになります
この結果は、数ヶ月ではっきりします


接近警戒システム設置・稼働後、1.5ヶ月
ASPサービスを本格的に稼働させて半月
現在の設定・・・3分以上連続受信することで、担当者に「□□に、○群のサルが現れた」というMail発信は一度もありません
何度も機器の追加・調整に現地に出かけましたが、そのテスト稼働に気付いて必ずどなたか出てこられます
警報が鳴って外に出てみたら、おたくの姿が見えたから・・・と

こんな状況で、元々餌付けされていたサルたちも、いくらか数も減り、また野生の行動に戻りつつあるように思われます

ログのサンプル(実は、生データの切り出し!!)は、こちらをご覧下さい
実態調査ほか 高梁市(2006/04)
地区担当者(猿害対策役員)を集めて、市の主催で研修会が行われました
その前後に、各地域の実態調査というかヒアリングに出かけました
機器の追加設定という仕事もありましたし・・・

検知範囲をおおよそ200m(見通し直線)に感度設定をしました
これは地元の方のご希望を聞いて・・・です
予知予防の観点からは、もっと距離があるうちにと思うのですが、地元の方にすればどこにいるのか分からない猿を追うことに抵抗があるようで、当面この距離設定での運用としました
(追うのではなく、そこは人の生活圏、人がたくさんいるから近づくのはよそう、と猿たちに思わせればいい)
ここまで検知感度を落とすと、すぐ下で草刈り機を使おうが、2サイクルの単車が横の坂道を駆け上がろうが、そのノイズによる誤作動はありません
雷もちょうどテストが出来ました(途中から、雨の中の作業になってしまった!!)
空電では誤作動はしません
見える範囲で、雷が落ちたとき、すなわち稲光が地表に対して走ったときに、一瞬誤作動します
うまい具合に?具体例をもって地元の方に説明が出来ました

余談
私が装置設置場所に着いたとき5箇所のうち3箇所は、発信器の電波を検知して作動していました
が、作業をしているうちにいずれの場所も検知しなくなりました
どうも見られているようです!!
また、変なおっさん(よそ者)が居る、近づくのはよそうって!!
総務省の取り組み(2006/04)
タグ/テレメトリ発信器の国内における進展についても状況が具体化次第ご紹介をさせていただきます
こちらの件ですが、現在聞こえてくる総務省調査研究会情報によると、特に研究者の方にとってはとても使いずらいものになりそうな気配です
被害対策目的としても、コストアップは避けられない方向に進んでおるようで、これはとても残念なことです
管理優先・・・市民とはやはり感覚に乖離が感じられますね
5月中には、レポートがアップされるそうです
ASPサービス提供開始間近か(2006/04)
=猿人善快=から送られてくる受信状況をASPサーバー側で受け、誤作動チェックをしたうえで必要な方にMail通知します
「○月□日○時□分、○○地区に、□□群が、現れました」、または、「○月□日○時□分、□□群が、○○地区から出て行きました」と、具体的に通知します
お近くの方への警報という点では、従来通り誤作動チェックは機能しませんが、Mail通知を受ける担当者の方へは、あるいは記録されるデータについては、誤作動チェック機能が働きます
また、この受信履歴はデータベース化して保存、自治体と契約されている研究者の方へはダウンロードサービス(csv)として提供します
このデータを地図に落としたWebページも試作します
履歴を追うことで、いつどの方向から来る・・・予測できるのではないかと考えています
 詳しくはオプション(展開) のページをご覧下さい

本サービス実験1号機・・・設置3週間後、受信機本体のふたを開けてびっくり!!
なんと蟻が巣を作って卵をいっぱい産み付けていました
土手の上・・・そんなロケも影響したのでしょう
それにしても自然に生きるものはたくましいです

蟻は、温度感知能力(赤外線センサー?)あり!?

保守契約条項には、蟻退治も書かないと???
これは冗談で、電線の引き込み口など隙間は、パテで埋めました

身近な鳥獣被害!?
無線のタワーにある作業台の上にカラスが巣を・・・事務所のすぐ横に建っているタワーです
人の生活圏をカラスの生活圏にさせるわけにはいきませんから、即撤去です
カラスの巣に興味のある方?は、こちらの「招かざる客」をご覧下さい
エリア調査(2006/04)
(株)野生動物保護管理事務所の方と一緒に、どこまで検知できるか、地元の方の要望に応えるための受信感度設定作業を行いました
実際に地図とGPS受信機を持って山の中に・・・なかなか大変です
途中猿の群れに囲まれたり・・・
従来、経験的というか勘に頼っていた部分を今回は定量的に知ることが出来ました
時間はかかりましたが、情報交換も含め、良い勉強が出来ました
ノイズバスター出動(2006/04)
先に設置した、高梁市内5箇所のうち、集落の中心というか人家のすぐそばに設置した装置が、ノイズによる誤作動が顕著に発生
設置時のチェックで、そのときのノイズレベルでは影響を受けない感度設定をしていたものだが、どうもノイズレベルが上昇した模様
指向性アンテナと、携帯受信機を持って、ノイズバスター出動です
この装備が役に立つのは、サルが相手の時だけではありません
真上を電力線が通っているところで、ガイシの絶縁不良が一番怪しい!!

出動結果は・・・
なんと本物が居ました
ただ、ノイズも不定期に短時間ですがレベルが上昇します
上記の装備で探しきれません(不定期jの上、短時間で消えてしまう)
対処は・・・・というと、200mで検知するような設定が望ましい、植林した林の線で生活圏の線引きをしようということで地元の方々と話がまとまり、そのような感度設定する(すなわち減衰器を使って感度を下げる)ことで様子を見ることになりました
人の生活している中では、やはり生活ノイズの問題はでてきます
感度を落としたこともあって、側(アンテナの真下)を2サイクルの単車が走っても誤作動はしません
昨年夏にお邪魔した山形県から サル農作物被害防止パンフレット が届きました
発行:
 山形県村山総合支庁経済産業部農業振興課
監修:
 山形の野生動物を考える会 獣医師 東 英夫氏

イラスト入りで
 1.何故サルによる農作物被害が起きるのか?
 2.敵を知る − まずはサルの生態を知ろう
 3.サル被害対策の基本
 4.サル接近警戒システムによる追い払い
 5.これからのサル被害対策

5章にまとめられたA4中4ページのパンフレットです
導入、研修、資料提供などのご縁から、早速に送っていただくことができました

対応の基本は、「追い払い」です
それも強行的な追い払い方法ではありません
どなたにでも出来る追い払いです

被害農家だけでなく地域全体でねばり強くサル被害対策を・・・こうすることが人の生活(圏)を守り、一方では自然を守る、すなわち野生動物を保護することにつながります

この方法が、保護と対策が一度に解決できる唯一の方法であるように考えられます
群馬県沼田市に伺いました(2006/04) 
あまりに美しかったので走っている新幹線の中からパチリ
もちろん東海道新幹線車中からです!!
上毛高原駅前では、D−51が迎えてくれました

この地域では、専任部隊に、専用車両まであります
車両はもちろん四駆、ルーフキャリアには、可倒式の電動基台にアンテナが取り付けられ、車内にはテレメトリ電波受信機が設置されています
殺戮では解決しないことを身をもって実感したと言うことで、追い払いを中心に対策がとられています
人家の屋根をサルが走る・・・そこまではひどくないところでブレーキがかかっているようです

今回の設置は、地域の意識が高くまとまりの良いところを選んで・・・予知による猿害対策の試行です
地域(集落/狭い範囲)を守る、この度のテーマで、そのテーマにベストと思われる設置場所の選択と調整を行いました(商用電源モデル)

集落のほぼ中心、人の生活圏のど真ん中ですから、いわゆる生活ノイズを受信します
そんなにレベルが高くないし、受信エリアをある程度制限したいと言うことで、検知感度を下げた設定としました

ほぼ半日をかけて、検知エリアマップを作成しました
このマップを元に、地域の説明会(勉強会)を行い、本稼働に入ります(当社Web情報を活用していただきます)
移動全国一円で免許を受けた携帯型簡易業務無線機を持参、やはりこの種の作業には無線機が便利です
環境的に携帯電話のサービスエリア外というケースもありますし!!
  
往復の上越新幹線では、多くのスノーボーダーたちとご一緒しました!!(世間は、春休みですねぇ)
上越新幹線 東京から上毛高原駅までは、一時間二〇分ほど
山陽・東海道新幹線 東京〜岡山間は、三時間二〇分・・・う〜ん、考えてしまいますね
岡山県高梁市に5基の独立電源型を設置(2006/03)  近日ASP対応に

前日の荒れた天候とは大違い、今日は良いお天気です
しかし3月の末になっての積雪には驚きました(寒かった!!)
役所の声かけに、地域の方も都合をつけて集まってくださいました
工事雑材の調達のお世話にもなりましたし、いろんなお話もできました
みんなで仕組みを作って活用しようという共通意識の確認もできました
40年来のお友達・・・サルとの関係をこのように話してくださるお年寄りも・・・
この地域は、以前自然公園が開設され、そこで餌付けが行われた場所のすぐ近くです
今も、専任者をおき、餌やりと追い払いを行っていますが、やはり周辺地域では被害が後を絶ちません
生活圏の切り分けをきちっとしなくてはいけない、ということで結果処理でなく、予知予防の考えで特に最初が肝心だから・・・という基本に立ち返って取り組むということで意見の一致をみました
空き巣も、見つかれば強盗に変身する
先に、人の気配があったら空き巣にも入らない
サルも同じだ!! 
この説明は、よくご理解いただけたようです
その地域に行こうかな・・・というタイミングで、そこに人の気配があれば、近づかない・・・です

ASP対応/ある地域を中心に周囲5箇所に「猿人善快」を設置することから
サーバーでエラー判断後、専任者に群れの名称を付けて携帯Mailを送ります
  簡易な方法では、群れの判断が出来ませんし、エラー判断が出来ません
受信履歴(データ)をWebからダウンロード
  コンサルの大学の先生には、任意に受信データを取り込んで研究に役立てていただきます
Webコンテンツのひとつとして、群れの動きを地図に表します
  インフラ整備しても活用が・・・と言われがちな行政インフラの活用が図れます
四国に初上陸、ほか(2006/02)
しばらくの間、サルネタが何もなかったわけではありません
他のことがあまりに忙しく(ビンボーも!)、しばらくの間は、追加のご注文に応じるだけの時間を過ごしました
この間に、追い払いツールのサンプルとして、かなりの数の8連発花火を進呈しました
また冬場に入手できないと言うことで、私どもの在庫からおわけしたケースもありました

この度、めでたく?「猿人善快」四国初上陸となりました
2年前から何度か伺っていたものが、やっと形になりました
後は、地域力が試されることになります
伺って地域の方とお話をさせていただく限り、その導入効果が期待できそうです

導入効果というか対策効果が誰の目にもはっきり分かれば、周囲への普及が進むものと思います

3月末には、ASPサーバー/EMail対応版を、複数箇所設置し稼働させることになりそうです
当面は、データ取りと接近通知ですが、時間があるときにWebコンテンツとしてサルの動きが見て分かるページの作成を手がけようと思っています(半分、いやほとんど趣味の世界ですが、出来ればとてもインタレストなものになるのではないかと思っています)

ロガーを設置している箇所が複数箇所あります
そのデータで見ると、現れる周期も分かりますし、追い払いの効果というか、その影響がはっきりと見て取れます
その地域の滞在時間が短くなるなど(単に通路になるケースも)明らかな変化が見て取れます
今月は、宮崎におじゃましました(2005/09)
宮崎県中部 西都市にある西都原(さいとばる・・・「原」を沖縄と同様に「ばる」と読みます)古墳群の近く(中?)にある宮崎県立西都原考古博物館で開催された宮崎県自然環境課主催の「野猿被害対策研修会」に参加してきました(写真は開催直前の様子です)
今回は、昨年の青島より少し近く、走行距離は往復で900Kmでした(片道約10時間)
そう、また車で出かけてしまいました
前回は、寝台特急を利用したのですが、10月1日のダイヤ改正で廃止に・・・最後の運行日に重なったスケジュールだったものでマニアの方に先を越されてしまいました!
結局、昨年同様四国を経由・・・瀬戸大橋を渡って、松山道から大洲道路に入って八幡浜港へ、大分臼杵港にフェリーで渡って、九州は一般国道10号線をひた走ることになりました
途中、ジョーダンで、距離優先でカーナビをセットしその指示で走って見ると、県道25号の看板
まあいつかの熊野のような3桁の国道よりはましだろうと入ってみたところまあ、それは大変!!
いつかの熊野状態で、ここはあきらめて引き返しました(30分以上のロスをしてしまった!)
途中、大分生まれのニホンザルに会いました
今回の会場では、この日のメイン講師でお見えだった獣害医の高木直樹氏に初めてお目にかかりました(お名前はよく耳にしていたのですが!)
なかなか辛口の方でした
猿害対策には、地域の勉強会が必要です(一種の戦いですから、まずは相手を知ることから)
導入に先立って研修を行わせていただいた地域では、それなりのご理解をいただいた上での導入ですから、うまく活用いただけますが、そうでない場合、例えば地元からこのようなご相談が入ることがあります

 現在システムは猿接近により警報するシステムですが、直接、猿を追い払うようなシステム設計はあるのでしょうか?
 現実には、警報が出ても猿の影が見当らないことが多く、毎回、それに人が対応できないのが実情で、そのまま放置した結果、畑を荒らされてしまったようです。
 せっかくお金をかけたのに役にたたないといった苦情も出ているようで、名案はないでしょうか?

 このようなお尋ねには、以下のようにお答えしております

 まず、自動化で猿を追えると考えることそのものが安直な発想です、野に生きている猿たちを馬鹿にしてはいけません
 猿の姿を見つけないと、追い払いをしていないと考えることも人間の勝手です
 姿が見えると言うことは、被害一歩手前、あるいは被害が発生している事態で、このこと自体が、その場所は猿たちの生活圏になってしまっているということに他なりません
 キツイ表現かも知れませんが、こうなるまで地域で対応をしていなかったということにもなります
 そうなる前に、この地域は自分たちが来るところではない、すなわちここは人の生活圏だと言うことを、猿たちに教えることが必要です
 そのための追い払いですから、地域に多くの人が出てその姿を猿たちに見せつけることが必要です
 地域での猿害対策について、しばらく放置していた反省を込め、しばらくの間は地域でまとまって、体を張って追い払いをお願いいたします
 まず、姿を見ないので(本当に猿を追いかけなかったので)、無駄な努力をした・・・ではありません。
 日頃のおつきあいの中で、もし会いたく人の姿が遠くから見えれば、きっと通る道を変えるでしょう
 猿であっても同じです
 目安は、回転灯の点灯です
 いつも外に出て、その姿を見せつける必要はありません
 警報・・・すなわち回転灯が点灯しているときだけ意識して外に出ていただければ良いのです
 極論すれば(近くに寝場所がある場合などは別!)、点灯しなくなるまで、その地域で人が活動します
 活動・・・散歩でも良いし、集まって立ち話でも良いです
 犬を連れても良いし、ラジオを鳴らしながらでも良いです(効果アップが期待できます)
 猿たちにとって、人がたくさんいて行きたくないイヤな地域と思われることが「追い払い」です
 猿たちに「人の存在」をアピールをします。
 姿を見ないと追い払いをしていない・・・ではありません
 姿を見せないことを目的に「追い払い」を行うのです
 ここで必要な注意は、特定の人(たとえば猟友会の人)だけが猿たちにとってイヤな人にならないようにすることです
 特定の人以外は、安心できる人・・・と、猿たちに教えるのと同じことになります
 ということは、一時的な対策にしかならないという結果になります

 ここにお書きしたことの徹底が地域でできないと、地域の猿害はなくなりません
 逆説的な言い方をすれば、この徹底をすれば、地域の猿害はなくなります(猿たちが、その地域に近づかなくなります)
 人の心理は、実物を追いかけないと仕事をした気がしない、無駄な時間を使った・・・ということになりがちですが、本当の意味をご理解いただき、対応の徹底をお願いいたします
 出て行って、何も被害が起こらなければ、それはそれで良いことです

 過去の経験で、3〜4回このような経験を猿たちにさせれば、すなわち行こうとするそこに、どやどやと人がいる姿を3〜4回見せつけると、そこの場所には近づかなくなります
 しばらくして偵察よろしく近づくことはあるようですが、接近警戒システムで検知することで事前対応が可能ですので、被害は発生しませんし、やはり人がたくさんいることを知らせることで、またしばらく姿を見せなくなります
 すでに「猿の惑星」状態であるなら、すなわちその場がすでに猿たちの生活圏になってしまっているようであれば、当初は強行的な追い払い・・・目の前にいる猿たちを花火などを使って山に追い戻す行動が必要になります

 猿害解決へのキーワードは、「猿の習性を知ること」「地域でまとまった対応をとること」 そのためには、地域での勉強会が欠かせないと考えます
山形県へ出かけました(2005/08)
サクランボの山形県内シェア80%という東根市 毎年1億円近いサクランボが猿害にあっているとか
サル接近警戒システム=猿人善快=の有効活用・・・正しい使い方(上手な利用法!)について研修会に参加をさせていただきました
この分野での第一人者、東 英生先生(「山形の野生動物を考える会」代表/獣医)のお世話になりました
山形県内では、上山市11台、東根市で3台の計14台の=猿人善快=が稼働しております
研修会に続き、翌日は設置現地に伺って、地元の方との情報交換など、装置の活用に関して意見交換や高利用すべきとか言った情報交換を行ってきました
こちらの2台には、受信記録を残すロガーを装着しており、サルたちのこの地域での滞在時間や現れる周期など法則?を見つけることができます
これらデータを残し、解析することで、追い払い等地域の対策努力が、数値で評価できるのではないかと期待されています
毎日新聞山形版2005年8月24日朝刊記事
 
   
集落の中心にある消防車庫に設置されていました こちらは園地のなか、装置点検中の東先生
地元TV局による取材(ロガーデータ取り出し中) =猿人善快=を前にインタビューを受ける東先生

余談ですが、山形新幹線は在来線であることを初めて知りました!!
福島までは、東北新幹線と連結しての運行、これも初めて知りました
東京を起点に考えれば、山形は遠くありませんでした
宮崎へ出かけました
昨年の9月以来2回目の宮崎です
この度は、都城に近いところ・・・・昨年は、宮崎市青島でしたが・・・・高崎、野尻、高城、高岡の4町と県庁を訪ねました

大分駅で、牽引車の交換時間中に撮影
前回は、車で四国八幡浜からフェリーで大分臼杵に渡って、一路南に向かいましたが、今回は寝台特急「彗星」を利用しました
B寝台で「個室」があります(左写真をご参考下さい)
行き帰りで、上下ぞれぞれを体験しました
1日をフルに活用できる・・・・そう言った意味では、夜行を利用するのもGOODだなって感じました
個室にACコンセントがあれば、もっとGOOD、PCを持ち込んで少しでも仕事が出来るのですが・・・
それでも、宮崎は遠いです(夜行で11時間)
  行き  23:15岡山 → 翌10時35分
           こちらは、便利です
  帰り  17:30宮崎 → 翌5時10分岡山
           こちらはちょっときつい!!
宮崎・・・農業と酪農が盛んな地域です
トマト・大根、みかん、宮崎牛に宮崎地鶏・・・・
トウモロコシなど飼料にするものまで猿害に遭っています
ハウスの中にまで入り込んで・・・・
電気柵もイノシシほど有効ではないし、漏電により、あるいは台風など大風による倒壊で、機能を継続させるための保守が大変と言うことから、柵の設置を進めることに首をかしげる町担当者も少なくありませんでした
そんな対策方法があったのか!!・・・大変、興味を持っていただくことが出来ました
自分の地域を、県のモデル地域にしてくれないか、取り組んでみたい・・・そんなお声も!!
保護策定計画を実施・・・・囲い込んだ範囲内での生息(種の保存)・・・追い払いを広い地域で対応することで、結果は同じになります
そりゃそうだ! が、担当の方の反応です
雑音電波バスター/猿害対策のおかげで色々なシーンに遭遇できますU

中央に見えるのが「猿人善快」
左方向50mほど先の電柱に雑音源が!
帯電性のノイズで「猿人善快」が誤動作・・・かなり高いレベルのノイズです
少々検知感度を落としたくらいでは誤作動が止まりません
かといって、本気で感度を落としてしまえば、本番の感知感度も低下します
すぐ近くを低圧線が、遙か上空には高圧線(送電線)が通っていますし、右100m先では重機を使ったのり面工事が行われています
ハンディ受信機はいつもモニタ用に持っているのですが、今回はたまたま納品のために簡易型の2素子八木アンテナを持っていましたので、フォックスハンティングよろしく雑音電波バスターを始めることに・・・
近くの電柱に原因があるところまで突き止めました
ここまで明確にすれば、電力会社もちゃんと相手をしてくれるだろう(対応してくれるだろう)という役場担当者のご意見で、電力会社の対策待ちとなりました
最初は駅とは思いませんでした/猿害対策のおかげで色々なシーンに遭遇できます


ここが駅には見えませんでした


どうもこちらが正面らしい!?
JR宇都井駅です
島根県邑南町にあります
こんな高架の上に、それもトンネルとトンネルの間に位置します
JRを利用するのも大変・・・6階まで階段を登って・・・・です
平成の大合併・・・仕方ないことでもあるのでしょうが、弊害が見えてきました
当岡山県でも、町村の合併により、従来の調整役が不要になると言うことでしょう、県の出先である地方振興局が廃止されました
町村も合併により、担当者の絶対数も減少(担当範囲/分掌が広くなる!)、異動によりこの分野のベテランもバラバラに・・・
ベテラン同士の交流もなくなり、調整役(県)もいなくなった・・・その結果はと言えば、おおよそ想像いただけると思います
そうは言っても、ちゃんと設備を維持して、また情報の共有化を行い、地域で協力してその集落を守るということをきちっとしなくてはいけません
時々現地に出かけて、地域の方、行政担当の方と、色んなお話をしなくてはいけないという事がよく分かりました
山陰は、暑かった!! フェーン現象を体験しました
まだ4月の末だというのに、道路情報に表示される気温は、なんと32℃
山の上で、吹く風は気持ちいいのですが、暑い暑い・・・上着を着た方が涼しいくらい!?

穴掘り担当は、特に大変!!
島根県邑南町へ設置に伺ったときの「体験」です
「子機」は、この度のご予算に入っていませんでしたが、警報が出ると(テレメトリ発信器の電波を受信すると)、最大1Kmくらいまで先の「子機」に対し、その情報を飛ばすことの出来る「親機」も1基設置しました
全体の様子は、導入実績(例)のページでご紹介させて頂きます
さて、今回は場所によって、凄い外来ノイズ(帯電性ノイズ)・・・どうも電柱の上に犯人?がいそう・・・
回りに人気がないから生活ノイズは少ないだろう・・・という予測は、見事外れました!?
やはり人的サービス・・・ビフォアーサービスとアフターサービスは重要です
黄色の回転灯・・・写真(中央)ではたいして目立っていないように見えますが実際はよく目立ちます
たまたま伺ったときに作動していたもので、18時30分頃の撮影です(4月8日)
「猿人善快」を設置したことで、近くに猿の寝場所があることが分かりました
民家の屋根の上を猿たちが通路よろしく走り回るまでになっているこの集落、地域の方の自らの対応/取り組みに注目です
地域の方には、生ゴミを畑に捨てたりしては人の食べ物をエサとして教えるようなもので絶対ダメ
少々追っても猿は逃げないから追い払いは無駄・・・そう言われますが、その実体は、表現は悪いがあなたたちは猿たちにナメられている訳で、そうなるまで放置しておいた地域の対応に問題があったと過去を反省して、ここは努力して下さいね、追い払いを頑張りましょうってお話(お願い)をしています
「猿人善快」の設置を進める中で、その効果の程度は設置前あるいは設置直後にある程度分かってしまいます
それは、地域の方とのお話の中から・・・・
猿害が問題になる地域・・・若い方が少なく(特に日中は)どうしても行政に頼ってしまう傾向が強く出ます
そうなると、対策は人にしてもらうことが前提のお話となり、自分たちにとって都合が良いかどうか、すなわち自分たちは何もしなくて良いような対策案がいい案となり、どうすれば効果を高められるか、逆に地域でしては行けないことは?などという本質の議論(おこがましい言い方をすると教育)ができていないところに「猿害対策」の問題を感じます
そこで、口数の多い私?が地元の方にお目にかかるチャンスが多いほど、その設置効果が大きくなる・・・こんな結果になってしまうようです
商売的に考えると、この間接仕事(具体的には、事前の勉強会、設置場所を決める地元との折衝、場合によっては事後の運用フォローも)にかかる諸経費は、全て当方持ち・・・正直、割は合いませんが、折角導入頂いてもこちらがお奨めするような使い方をして頂かないと、それこそ費用の無駄遣い・・・とついお節介してしまいます(行政側の肩を持っているというつもりはありません?!)
私にとって、「猿人善快」を導入するのが目的ではありません
集落が、お年寄りが、元気になって頂くのが目的です
住民同士で協力して地域が元気になることで、何か次の(別の)取り組みも同様に出来る・・・これぞ地域の活性化であり、猿害という人を消極的にさせる原因を取り除く手段のひとつがこの「猿人善快」であり、私とすればこの採用をいただくのがありがたい・・・という次第で、皆さまに採用をいただくための努力の中で行っている人的サービスが、実は重要って事でしょうかね!?
ついにヤッてしまった(訃報!)
テレメトリ発信器を装着した猿がハンターに打たれてしまいました
広範囲に移動を繰り返す群れに所属する猿でした
5カ所の接近警戒システムで受信することで、地域の方の手によって追い払いをして、その効果を上げていた「台風の目」を担ってくれていた猿です
どうしても大きい猿が狙われます
大きい・・・経験豊富/年の功・・・山で暮らす知恵を持っている猿を殺すと、若い猿たちは何をしでかすか分かりません(何をして良いか分からないので、結果的に手っ取り早いエサ入手の道をとり、いわゆる猿害となるケース)
また、突然1匹の猿が死んでも、その地域が彼らにとって住みづらい地域とは判断されません
鳥用の散弾を彼らの上に向けて撃つ・・・散弾がパラパラと落ちてくる状況の方が、そこにいる猿全員に恐怖を与えることが出来る・・・そうおっしゃる過去はライフルを使用していらした猟友会の会長さんもいらっしゃいます
全滅させるまで打ち続けるのであれば話は別ですが、現実的ではありません
ここは、感情的になることなく効果を取る方向で対策を考えたいものです
やはり地域に住む全員の意識を高め、その地域が猿のエサ場(猿の生活圏)にならないような対応を取ることが一番です
この時期には朗報が続きます
野生動物にとってこの時期は、一番エサにありつけない時期・・・・
人の作物も、植え付けが始まるのは、早いところでも3月末から
ということで3月末には、メスザルを捕獲した・・・・という朗報?があちこちから聞こえてきます
言い方を変えますと、この時期を外すとなかなか捕まらない・・・・ということでしょうね
こんな報道を見つけました
3月29日の毎日新聞ニュース/Yahooトップページから   →  pdf 20Kバイト
まずは敵を知るところから・・・でしょうか
次に、住民に受信機を渡して(用意してもらって)、自分たちで対応を・・・という作戦のようです
詳しくは、記事をお読み下さい
平成16年度は、兵庫県下で締めくくり
最終的に、兵庫県下での稼働数が全国一になりました
この3月に2町、1市に計12基の設置が行われました
地域的にも隣り合っているところも多く、かなりの範囲をカバーできる仕組みが出来つつあります
どの地域でお聞きしても、捕獲とか殺傷で追いつけるような被害状況ではありません
もちろん相手を全滅させるまで徹底すれば話は別ですが、現実的ではありません
生活圏の線引きを地域全体で取り組む・・・・これしか獣害対策の方法はない、何となく結論のようです(地域の方が、このお話を理解しいただけるようになりました)
兵庫県北エリアでは、地元岡山の設置数、あるいは山形県の設置数を一気に追い抜いてしまう計15基の=猿人善快=の稼働が始まりました
兵庫県の事業・・・サルを捕獲してテレメトリ発信器を取り付けるほうが追いつかないのがちょっと・・・
相手も命/生活がかかっていますから、そうそう簡単にいかないことは仕方ないことですね
新マンガ日本昔話U
この景色が、とても3月下旬とは思えませんね
そろそろ桜開花の情報も出ようって言う時期です

実際に兵庫県北篠山市内でサル接近警戒システムの設置工事に出かけたときのワンシーンです
工事班4名と一緒に8基の設置を行いました
工事を始めようとすると雲行きが悪くなり、雪が降り出す始末

お山のサルたちが、御幣(ゴヘイ)よろしく木の枝か何かを振って、あいつらが来たら雪よ降れ、風よ吹けって、やっていそう・・・・
本気でそう思うようなことが、先にもご紹介したとおり数回(数日)経験しました

マンガ日本昔話風のお話Uでした!!
新マンガ日本昔話?!
先週末に続き、今週末も篠山市に設置場所決定のために、設置希望地域の区長さんを訪ねて回りました
実際にその地域にお住まいの方と、地域の様子・・・被害の現状、今取っている対策などをお聞きし、今回設置される接近警戒システムの効率的な運用方法や、地域の中に対応をする人としてもらう人を作らない、地域を彼らのエサ場にしない対策など情報交換ができるのも大きなメリットで、こうして伺う目的でもあります
もちろん設置場所の決定が一番ですが・・・この日は、5地域を回りました
昨日はサルの集団が出ていたのだが・・・数カ所で言われました
今日も先週に続き、車を降りるたびに吹雪・・・・
車に乗る(戻る)と収まります
これはもしかして、お山のなかでサルたちが、御幣(ごへい)よろしく木の枝か何かを振って、アイツが来たら雪よ降れ、嵐よ吹けって、祈願・祈祷しているのかも・・・・
平成16年度は、兵庫県でオシマイ!? この1年の総括(2005/03)
篠山市と竹野町への導入で、16年度を終えそうです
今年度、目標の50セット(対前年200%)には届きませんでしたが、それでも前年を大幅に上回る(150%)導入をさせて頂くことができました
次年度に向けて、導入作戦をとおっしゃていただける自治体さんも少なくありません
費用対効果についてそのコストパフォーマンスの良さはご担当の方には、十二分にご理解頂いています
後は、地域に住んでいらっしゃる方々の意識の問題・・・
中山間地の問題は、将来の日本の問題・・・・お年寄りに、やりがい/生き甲斐を感じて頂ければ猿害も減り、耕作意欲も高まり、また地域でのコミュニティも活発になり、地域が元気になって様子を感じます
食料不足も、中国の発展と共に現実の問題になりそうだし・・・
老健施設ばかり増える現状・・・社会コストを押し上げるだけ、それより元気なお年寄りを増やす方がよほど良い(健全である)のでは!?と思ってしまいます
お年寄りのもつ生活の知恵・・・これこそが地球に優しい、環境に配慮した経験の技です
是非是非お年寄りに活躍して欲しいし、そのようなお年寄りに自分もなっていきたいと思います(そろそろ賞味期限切れも近くなりました!?)
紹介記事が掲載されました(2005/02)
・三重県環境保全事業団八校の広報誌 みえか 2005年第6号(2005年2月21日発行)に熊野市に設置された「猿人善快」が紹介されました
・全国農業新聞 2005年2月18日 中国版に岡山県真庭地方振興局の取り組みとして紹介されました
山口県宇部市に伺いました(2005/02)
週間予報が発表される前に日程を決めてしまったのが良くなかったのか・・・
荒れた天候の中での作業になりました
立ち会っていただいた部落長さんも大変・・・
この数日前、団体さまのご到来で、根こそぎやられた・・・というお話を聞くことに
今回の予知できるシステムに大きな期待を持っていただいています(追い払いは頑張る!と)
あられ → 雨 → みぞれ と雨合羽を着用しての作業でした
とにかく寒い・・・

それでも、組み立て作業が出来る場(作業所など)がお借りできたり、また手慣れたメンバーでの施工ですから、悪い天候条件にも関わらず、なんとか2基の設置・調整を1日で行うことが出来ました

左下
黒い傘の持ち主が、部落長さん
ピンクの傘の持ち主が、この作業に場所を貸していただいたお家の方
そうでなくても遠い山口なのですが、帰りは山陽道で降雪による速度規制や事故のため、4時間半以上かかって岡山に戻ることになりました
設置例として、Webページにpdfファイルを張っておきます
兵庫県篠山市では、一気に8カ所の導入(2005/02)
市内東北部一帯の集落、8カ所に設置と言うことで、区長さんを集めた説明会に参加してきました
7〜8群いると思われるサルの群れのひとつにしか発信器が取り付けられていないようですが、続けて捕獲・取付作業が行われると言うことで、先行スタートのような形になります
若い人がいない、地元に残った方(ご老人)作付け意識の後退など、地域によってはその狭い範囲で過疎が進むという、今回の平成大合併の弊害のようなものも感じました
3月中に立ち上げる(竣工)と言うことで、各地区で場所の推薦をいただき、その現地確認からのスタートとなります
泣きたくなるような状況が続いた三重熊野行き(2005/01)
今回は、三重県熊野市に・・・
現地の方に、最短コースと言うことでルートをお聞きして午前5時30分に岡山を出発
予定では12時には現地着・・・・ところが実際についたのは17時前
ほとんど半日・・・運転(車内にいた)時間は、11時間にも
工事業者さんには気の毒を・・・・待ち時間を多く作ってしまった!!
原因は、「雪(凍結)」
国道169号線で、熊野にあと50Kmという県境奈良側の峠で挫折・・・雪対策をしてこなかった!!
奈良橿原まで戻り国道168号線に回って、今度は県道49号に挑戦、これまたNG
やっとの思いで峠を下りて168号に戻り、次に国道425号線に挑戦  1000m級まで登ったような気がするが、これまたNG
なにせ土地勘がない、ここで無理をしてもその先どうなるか見当がつかない
ある線(自身の判断)で引き返す判断をするしかない
山陰と、橋の上を通るたびにスリップに細心の注意を払うことに(Lレンジで走ったのは初めて!)
それでも引き返さざるを得ないことが続く(ここで動けなくなると、誰にも発見してもらえないのではないかという錯覚に陥る!ことが続く)
4度目の正直・・・ひとつずつ西寄りにコースをとって、国道168号の県境峠をなんとか越えて、国道311号経由でやっと熊野に入る(帰りは田辺/和歌山を回ろう!)
360Kmの予定が、550Km走行した
この3本の道路(県道49号、国道425/311号)・・・・まるで林道
特に奈良県側がひどい
今回の成果・・・・雪道に慎重になっている自分の運転を知ったこと(過去の悪夢が・・・)
あの井上さんのいらっしゃる奈良県果樹振興センターの場所が分かったこと(側を通過!)
425号線途中で滝の写真が撮れたこと

余裕の雪景色
169号奈良県川上村
この先、数Kmのところで
Uターンすることに

168号線十津川村
確か日本一広い村
ここも吹雪いていました
  このルートでやっと県境を越える
写真が撮れているのは余裕の場所!!
本当に泣きたいようなシーンでは、その余裕なし!!
425号線途中で見つけた滝
なかなか美しいものでした
毎回ですが、新たな出会いがあったこと
和歌山県警のお巡りさんにも・・・・これは歓迎しないことでしたが!?

後で聞くと、こんな大雪は最近はないこと・・・
同じ三重県でも、四日市/津と、熊野ではかなり情報にも差がある(この間の移動距離は、車で2〜3時間ある)
この地域・・・世界遺産に「熊野古道」が登録されたと言うことで、それなりの整備とにぎわいを感じた

帰りは雪を嫌って和歌山を回り(それでも三重〜和歌山の県境は、積雪はないもののワイパーが必要なくらいの降雪があった)、阪和道・近畿道を経由して帰岡・・・今回は、昼食時間も取って7時間で戻ることが出来た(走行距離450Km・・・やはり最短コースは、先にお聞きした奈良橿原からまっすぐ南進するルート!)
2005年お正月 新年を迎えて
やっと2004年の整理を始めることが出来ました
ここでご紹介の接近警戒システムも、なんと既に10県下に導入いただいており、今年度中(〜2005年3月末)にあと2県下で導入が行われる予定です(お問い合わせいただき、資料をお送りしたのは20府県にもなります)
いわばゲリラ戦?でここまで進めてきたことで、もしかしたらゲリラも勝ち続けたらメジャーに?が本当に実現できるかも知れません
いえ、それを目指して、環境整備、個々の性能アップ、あるいは実用的なシステムの構築など進めております
その目的は、地域・集落が元気になっていただくこと
問題の自己解決ができることで、自分たちに新たな取り組みができることを実感していただき、元気な農業、多くの農業生産を目指していただくことです
日本は、食糧不足の時代が目前・・・・中国の経済発展の様子等からそんな感覚は持ち合わせておりますが、自己解決できる手段を持ち合わせません
ここは、ぜひ農家の方に頑張っていただきたいです
九州宮崎から見学ツアー(2004/12 岡山県真庭郡落合町関地区)
まずは、地元のキーマンからお話を聞く
このすぐ左手に独立電源方式の「猿人善快」が
一番人気?なのがこの連発花火の実射
銃の形をした花火発射台を使用

 岡山県北、落合町の設置場所へ、九州宮崎から8名の方が見学(現地研修)にお見えになりました
 11月にお訪ねした地域の方々です
 この現地にお見えになる前に、町役場で県振興局担当者により約1時間の座学が行われました
 地元の方がちゃんと対応すれば、このシステムの導入効果はバッチシ・・・皆さん、こんな感想を持ってお帰りになったに違いありません
 費用対効果は、間違いなく一番・・・そうおっしゃていただいた行政担当者の方もいらっしゃいました
11〜12月は山口県月間?!
片道3時間半程度の移動にすっかり体が慣れてきました
恐ろしい!!
でも、帰社途中に週明けの東京行きの新幹線チケットを購入しようとJR岡山駅に寄ったのですが、駐車して車を降りようとしてよろめいてしまい、すぐ側にいるオジサンに支えられそうに・・・
自分で自分の足を踏んづけてしまったのがその原因!!
オジサンは、飲酒運転しているくらいのことは思ったかも!!
3時間ノンストップの運転後は、地に足がつかない!?

福島県でお聞きしたら、今年は猿もイノシシもあまり人里に出てこない・・・
一方、山口県でお聞きすると、今年は猿もイノシシも庭先まで出てくる・・・
地域差がずいぶんあるようです
やはり台風の影響が大きそう!!
山口各地の関係者による当システムに対する評価は、費用対効果が良い(効果が計れる)と
地元の方の理解/積極的な取り組み姿勢のあるところから導入・・・というように、ひとつの約束が出来つつあるようです
現地説明(地域全員での取り組み、運用がいかに大事かというご説明につきます!)/設置場所の選定について、リップサービス?に伺うのがひとつのパターンになったような???
なにか「絵」が無いと寂しいですので、クマ/猿/イノシシ・・全てお出でになると言う徳地町さまの工事現場写真を1枚・・・諸事情がありまして、当社で直接施工しました
宮崎リポート 九州初上陸・・・・ 研修会の様子など(2004/11)
あとで聞いたお話
臼杵〜延岡 この間は九州でも人口の空白地帯とか
実際、2時間ほどの時差を感じました
18時は、日頃の20時・・・ほとんどの経済活動は終了
20時になったら、日頃の深夜状態
おかげで夕食(実は昼食も時間に焦ってお預け!)は、21時前に臼杵まで戻って24時間営業のファミレスをやっと見つけて・・・この1軒しか見つけることが出来なかった!!
これも後で聞いたお話・・・臼杵はグルメな方たちにとってふぐ料理で有名・・・
このお話は、聞いていてもご縁はなかったか・・・

出発から帰宅まで37時間 お仕事・・・教祖さまの布教活動?は3時間
移動にかかった時間は、往復で20時間、走行距離にして1000Kmという強行スケジュールで実行しました
車で九州上陸は、二十数年ぶりです
今回一番感じたのは、四国の道路事情が良くなったこと
深夜ではありましたが、八幡浜でフェリーを下りて自宅まで3時間かかっていません

宮崎市内でも南端の青島地区
残念ながらサルワールド状況も見受けられ、正直なところ一部の人が頑張ってもどうにもならないと言うような状況
こうなると奈良の井上さまばりのお話・・・集落でサル被害を守るには・・・と言ったお話をせざるを得ません
私の持ち分は、PowerPointを使用して1時間、質疑応答に1時間の計2時間
色々なお話が出てきました

続報がありまして、20名くらいで落合町(岡山県)の現地に研修ツアーに行きたい・・・と
一度に20名もの団体さまの受け入れは初めて・・・・県の担当者(もうひとりの教祖さま!?)に受け入れのお願いを早速・・・

二十数年ぶりの宮崎・・・行きは聞いていた以上に時間がかかり、研修スタート時間ぎりぎり、帰りは行きで混んでいて焦ったので、フェリー乗り遅れては翌朝の予定がNGと、そのまま臼杵に向かって出発・・・と、本当にどこにも寄ることなく、唯一 一ツ葉有料道路で止まり(電話をかける都合もあって)、夕方ではあったのですが少しだけ写真を撮ることが出来ました
上:分かります?何を撮ろうとしたのか
そう、読売ジャイアンツのキャンプ地で有名
サンマリンスタジアム宮崎です
ビニルハウスの向こう、一ツ葉の先です

右上:日向灘を沈む夕日を背に撮ったもの

右:多分タイガーウッズもこの範囲のどこかに!?
フェニックスダンロップトーナメントの開催期間中
写っているシーガイヤと、立っている場所の間に
あるのがフェニックスカントリクラブです(逆光!)
猿害mailing List 開設  お互いの悩みや解決へのチャレンジについて情報交換しましょう
=猿人善快=をご導入いただいた自治体の担当者さまがほとんど、研究者、そして設置にご協力をいただいている現地の業者さまを含め、22名からスタートしました(2004/11/13)
猿害対策に苦労している、今後なにか新しい対策の導入を考えている、情報が欲しい・・・そんな自治体のご担当者や、猿害対策にお取り組みの研究者の方々のご参加を希望します
お問い合わせは、 seiden@po.harenet.ne.jp 担当:堀まで 
地域イントラに対応/コンテンツのひとつに  鳥獣被害対策分野にもITを、地域イントラの有効活用
単にケータイに着信履歴で知らせる・・・遠隔通知システムは従来からあります
今やITの時代ですから、パケット通信で情報(日時、群れ情報など)をMailで送るだけの仕組みではそうおもしろいものには見えません
ASPサーバーにデータを送信して、例えばWeb上の地図に猿の群れの動きをライブで表示出来るまで可能にするオプションをまもなく投入します
プレゼン資料は → こちら(pdf A4/1枚)
もちろんケータイあるいはPCにMail送信だけと言う使い方も出来ます
岡山県北の地で、富山と東京で行われた研修会の情報交換会!?(2004/11)
=猿人善快=バージョンアップ(オプション)の実用試験現場
本システム補発祥の地で、その動作確認をしながら、10月28日、29日に開催された鳥獣被害防止対策研修会、それぞれの参加者が互いに報告会を・・・
富山県と農水省、それぞれの主催で行われた会に、参加したもの同士の情報交換会に変身!!
=猿人善快=ユーザーのMailling List(ML)を作ってはどうかという提案がお客さまの側からあったということで、何とか当社のサーバーで機能する段取りをスタート
MLが有効に活用できれば、ライブな情報交換なども可能となり、下段(↓)の事例やその解決努力など、共有することで多くの方にメリットがありそうです
最初のご案内を、一部の方ではあるのですがMLで発信させていただきました(2004/11/03)
普及が進むと色々なニーズというか、解決しないといけない障害も・・・個別対応が必要に
※誤作動
  特に、2サイクルエンジンに対するノイズ対策の必要性(今後は、環境問題から4サイクルエンジン製品しか
  販売されないようですが、過去の製品が当分現役をしそう)
  直接動作環境を目に出来ない使い方(↓)の場合、特に誤作動が問題になる
  検知感度アップと誤作動防止は、まったく相反する問題
  一番簡単な対応は、設置場所をこれらのノイズ源使用場所から離すこと(50m以上)
※少し離れた場所でアラートを知る
  アラート音量のアップ
     これをするにはタイマーの併用が必須(夜間対策!)
     本来、回転灯だけでは気付かない・・・この補完が目的であり大音量で鳴らす気はなかった!
     (現実、使い方に慣れると、音を止めて、あるいは小さくして使っている例が多い)
  アラート情報のみ無線転送
     特定小電力トランシーバーの応用(近日、具体的事例をご紹介)
野猿被害対策、決定打はなく継続することこそがポイント
電気柵、猿落君、接近警戒システム、被害に遭いにくい集落づくり(畑づくり)
どの策にも、相応(十分な!)の効果があります
が、いずれも設置しただけ、一度取り組んだだけでそのまま放置したのでは、漏電、慣れ、人の怠慢などにより、効果の継続は期待できません
また、離れサルには、猿落君で十分効果が得られるが、群れで来られたらその効果はガクッと落ちるなど、ひとつの策だけでは難しい事態も生じています
予知・予防の観点からも、群れの動きは是非知りたい・・・という声が大きいのは確かです
色んな地で、色々な経験をお聞きすると、どの対策が良い・・・ではなく、色々な対策を駆使して、また継続して集落を守る努力・・・・この姿勢を続けることが一番の対策であることがよく分かります
このことを集落の方に勉強していただくところが対策の第一歩でしょう
富山県主催で初めて開催された野猿被害防止対策研修会(2004/10/28)
今回は、長浜を前線基地?に車で伺いました
余裕を見て2泊・・・3時間半(岡山〜長浜間)と2時間半(長浜〜立山)と割と楽に往復できました
主催者のセッティング・・・初めての開催と言うことでしたが、他の研究というか他の事例を勉強なさったのでしょう、地域の方、猟友会の方、自治体担当者の方、協賛で出展した業者の方、どなたにとっても有意義と感じられる、とても充実した研修会であったと思います
ここでは、協賛して出展された方々の中から、私どもの競合先?をご紹介いたします
SSC/長野さま
受信機と携帯電話/特小無線機の組合せで
テレメトリ信号の受信を知らせようとするもの
受信範囲300m 電源はバッテリ
こちらはNTT西日本/富山さま
無線タグの応用/開発中のものをDEMO
ネットワークインフラに乗せてWeb対応が目的
具体的な製品化?はこれから!?
この分野の第一人者・・・猿落君の発明者、奈良県農業技術センター 井上 雅央さまのご講演 「集落で取り組む猿害対策」について抜粋をご紹介いたします
基本的なところで解決の糸口、いや解決の決定的なポイントを知ることが出来ます
ASPサービス/Webにサル予報等に対応(2004/10)
この装置が受信した周波数と日時をロガーのように記録するのではなく、リアルタイムでASPサーバーに送ってやろうという仕組みと送られてきたデータをニーズに合わせて加工するサービスです
送られてきたデータは、その都度必要な方にMail(ケータイ/PCいずれにも)で知らせるとか、加工して例えば『野生サル位置情報サービス』ということで、ホームページ公開することも出来ます
もちろんデータベースが構築できますから、行動域調査データとして価値があります
試作は終えました
まもなく商品化いたします

もう一方の利用/農業
まず温室向けに考えています
停電あるいは頭の黒い二本足?の侵入検知などセキュリティ分野、そして温湿度の自動管理・・・一定の状態をランニングコストを安く(例えば加温ボイラーの運転時間を短くして!)維持できるシステムの構築です
気象情報(温室内温湿度)の受け取り、あるいは接点情報のやりとりが出来る(双方向・・・ケータイ側から温室内の装置をon/offも可能)ケータイパケット装置というようにお考えいただくのが良いかも知れません
今年の冬は鳥獣被害が激増か!?(2004/10)
異常気象・・・
夏の雨と言えば、一度降り出すと極端な量の雨が降りました
台風と言えば、今年は一体いくつの上陸/日本縦断があったか・・・
木の実が落下してしまった可能性がかなり高いですね
早い時期の大雨も、つきかかった実を落としてしまいますし、実が大きくなった時の強風も、やはり実を落としてしまいます
こと山にある木の実の成長に関する限り、とにかく今年はタイミングが悪い
最近の報道でも、クマの出没がそこここで・・・
きっと山に餌となる実がないのでは・・・???
そう考えると、これから中山間地域を中心に大きな鳥獣被害が出るのでは、と心配されます
そもそもこの異常・・・元を正せば、きっと地球温暖化
ということは、今年のような状況は来年以降も続く・・・と考えるべきかな!?
しかし、今年の台風・・・岡山で経験した範囲ですが、風もさることながら山勢・・・山から流れ出る水の勢いは凄いものがありました
木は倒される、道路は水没・・・そこここで通行止めに!!
何で詳しい? 理由は簡単、その台風の中、車で県北を走り回っていたから・・・
 新規オプション登場(2004/09) 第一弾は、ロガー装置
=猿人善快=によるサル被害対策が、農水省のほうで、一定の評価がいただけたそうで、開発費を負担するからと言うありがたいお言葉を県サイドからいただき、動作の自動記録装置・・・ロガー装置を製品化しました
既設の装置にも後付けが可能で、最大5000回の接近情報(感知した、そして感知しなくなった・・・が1回分の情報として5000回)を記憶することが出来ます
どの周波数で電波を受信した日時、そして受信しなくなった日時を1行ごとのデータとしてExcelで読めるようなファイルをPC上に作ることが出来ます
行動域調査を目的に設置(警報なしで)するもよし、また接近警報の発令と合わせ、より正確にサルたちの行動を記録するという使い方もGOODです
 一度完全に追い払ってこなくなったところに、久しぶりにサルたちが戻ってきた(2004/09)
実はこの場所、すぐ近くに捕獲檻を設置してあり、この周辺で毎年捕獲できる唯一の場所(餌の保守というか、檻周辺の保守をご近所の方がこまめになさっている)なのです
警報が出ますから、サルの接近は住民の方は分かっていらっしゃいます
では、いつ被害に?? 
聞けば、お昼の休憩時間中に!!
時差でお昼の休みを取ることが出来るようなご近所の体制が必要

あと猟師さんが来たときの対応として、具体的にどこにいるという情報があれば、という住民の方の声がありました
この場合は、指向性アンテナと携帯型の受信機を持って追跡・・・ということになります(行動域調査そのものです)
ということは、猟師さんにこの追跡方法を勉強してもらうのが効率的かな!?という気がしてきます
猟師さんも色々頼まれて、あちこちに出向かれるようですから、むしろこちらのグループに使い方を勉強していただくのが・・・
いやいや周波数など分かると、今度は不要な殺生につながるかも・・・
 北陸地域鳥獣対策ネットワーク
8月の設立総会に続き、今度は県単位(地元単位)で研修会の予定が入ってきています
10月28日は、富山県立山町にオジャマ出来るように段取りというかスケジュール調整を開始
今度は、前回の金沢のように1泊2日とはいかなそう・・・いや強行するかな!?
 9月〜10月に向けて
自治体、あるいはその近い筋がお客さまなもので、9月議会に・・・とかいうお話もチラホラ
ついに資料をCD−ROMに各種情報を納めたものを用意しました
設置現地の写真・・・工事の依頼(見積もり依頼)をするときに、どんな工事内容かを知っていただくものも追加しました
被害対策協議会の研修会などでご紹介するにも、好都合と・・・
数をご用意するのも、印刷してレターファイルに綴じて・・・からすると、CD−ROM作成は楽ちんです
パッと見て分からない・・・これが最大の欠点!?
機能拡張・・・オプション追加対応品は、9月末までにはリリースできそうです
自動記録オプションは、でき次第、岡山県内2カ所に取り付けて稼働させます(試運転兼?!)
ASPサービス対応オプションは、無線タグ(ActiveRFID)、気象情報などのデータ取得とあわせてリリースします
 具体的な作業を開始(2004年8月)
=猿人善快= 機能を拡張すべく
▼自動記録オプション
    行動域調査の自動化が図れます(1000動作を記録してPCにダウンロードできます)
▼ASP対応オプション
    その場にいかなくても動作データがリアルに得られるし、そのデータをもとに
    防災放送網などを使用したアナウンスなど、より広域にお役に立てるようになります
    また警報のon/off制御も、PCあるいはケータイなどからリモートで可能となります
設計は済ませていたのですが、ここで完成(商品)を目的に作成作業を開始しました
無線タグなど他の物件で時間をとられて、当初の予定より1ヶ月程度の遅れを生じています
取り戻さなくちゃ!!
 4日で2000Kmを走破(西へ東へ・・・東奔西走そのままでした)
現地に伺うことで、そこで対策に関わっていらっしゃる方の経験とお知恵をいっぱい聞かせていただくことが出来ますので、お声があればなるべく現地にお伺いするようにしています
同じ装置を設置しても、より効果が得られる場所の選定(アンテナの選択や電源事情なども加味して)や、地元の方に装置の活用法をご説明したりが、こちらのメインではあるのですが、逆に教えを請うことも少なくありません
作物の種類や作付け方法などが違えば、被害状況も変わってきます
▼ある猟友会長さんと意見が一致
 殺りくは被害を減らすことにつながらない
 今では、鳥用の散弾を使って遠くから撃っているそうで、当たってもイタタ程度らしい
 生活圏の線引きが一番である(自動化は出来ないが、強攻策でしか出来ないことではない)
 この会長さん曰く、自分の姿を見ても逃げないサルは、よそ者(新参者)だそうです
 サルは、環境が変わることに敏感
 アヒルを飼っただけで、そこにサルが来なくなったという例も
 出て行こうとすれば、そこに必ず人がいる・・・サルたちが嫌うのは間違いないようです
 人が檻の中で生活しているのが実態・・・いっそドームにしたら被害はゼロに
 ジョーダンとも本気ともとれないお話(¥次第という声も!)

今回は、兵庫県北部、山口県日本海側、そして北陸金沢まで走りました
たまたまスケジュールの順番が狂ってまして、岡山〜兵庫〜岡山〜山口〜岡山〜金沢〜岡山というルートになってしまいました
金沢は、北陸農政局の音頭で設立の運びとなりました「北陸地域鳥獣対策ネットワーク」の設立総会&研修会へ賛助会員の一社として参加をさせていただいたものです
国・県の担当者が多い・・・と言うことでしょう、現場のお話し、あるいは鳥獣被害対策そのものへの興味という点では7月に津和野で開催された「ニホンザル・フォーラム」ほどの盛り上がりは感じられませんでした
これからでしょう(今回は、そのスタートということでしょう)、ご担当の皆さまのご活躍を祈念します

余談
金沢市・・・人口は倉敷市と同じくらい(約45万人)ですが、広〜い さすが加賀百万石(備前は32万石だったような!?)
歴史と街の文化を感じる良いところでした
観光でお伺いしたいところの筆頭です(今のところ!)
 話題が話題を・・・(2004/07)
8月は、北陸金沢におジャマすることになりました
九州のとある県からは、市町村の担当者を集めるから研修に来てくれないか?といった打診をいただきました(お役に立てるならと、もちろんOKさせていただきました)
=猿人善快=その動作トランザクションを外部に取り出せるような仕組みを持たせています
この機能のおかげで、防災放送等既設の通報手段につないで、猿接近という情報を流したいとか言うご希望にも対応が出来る構造をもっております
まもなく、記録オプションと通報オプションを発表/発売を開始いたします(9月になるかな!?)
 ニホンザル・フォーラム 津和野 にて 猿人善快 デビュー(2004/07/02)
岡山県担当者(共同発明者)による事例発表(岡山方式)
当社が実機を持ち込んでDEMO(会場外展示スペース)を行いました(独立電源型)

おなじみの風景ですね
でも、一瞬で人影が無くなってしまいました こちらもおなじみの鯉たち
人口5700人に対し、8万匹の鯉・・・・その人口は減る一方とか
実際、ちょっとウロウロしているうちに観光客の姿が無い!? 通過点になっている様子がありあり
SLの存在感はありました(あのサウンドが良い!!)が、滞在型の観光地にしないときっと町は衰退の一方・・・そんな感じが否めませんでした(どこかと合併するのかな!?)
観光協会さんへ観光地活性化のネタをお持ちしようと思って用意し、少し早めに現地へ到着していたのですが、町の様子を見てその気が無くなってしまいました(ニホンザルフォーラム一本でいくことを決心!!)
フォーラム受付の様子、左手奥が会場です
町民体育館が今回の会場
会場入口前に設けられた業者用展示スペース
電気柵メーカーさん2社と当社の3社が出展
延べで300名くらいの参加者があったように思われます
詳しくは、島根県中山間地研究センターのWebで開催報告の掲載があると思います
http://www.chusankan.jp/
岡山方式の実践発表があったこともあり、ご参加の多くの方から興味をいただくことができました
意外だったのは、花火とお手製のライフル型発射台の紹介をしてくれと言うお声が多かったこと!
=出会い=
 ちょっとローカルで、朝一からの開催と言うことで、前泊でお見えの方が多い(用意のこともあるし!)
 宿泊できるホテルも2軒(民宿はたくさんあったが!)と限定されるし・・・
 お客さま(既に導入頂いた町村の担当者・今年導入をお決め頂いた県市町村の担当者)、猿害対策の第一人者と言われている方々とゆっくりお話しできたり、議論に参加できたり・・・・
 とても良い経験・勉強をさせてもらうことが出来ました
 この度の移動は、往復580Km・・・時間にして、片道3時間半程度
 帰社しましてからは、リクエストをいただいた方への資料づくり&発送にいそしんでいます
 来月は、北陸へお出かけかな!?
 =猿人善快= 紹介資料・・・運用編も含む、をご用意しました(2004/06/20)
ここまで経験したことの整理もかねて、サル接近警戒システム=猿人善快=のまとめをしてみました
7月2日 島根県津和野町で開催される=ニホンザルフォーラム=に出展を予定しており、その時ご希望の方への配布資料としてなにかご用意しなくては・・・ということもありました
A4レターファイルがいい加減の厚さ・・・工事業者さま向けの説明・・・積算に必要な情報や研修用の資料を含め、60Pを越える内容となりました
過去、サル接近警戒システムの資料請求いただいた方へは、お届けするように発送いたしました(6月19〜20日)
送付ご希望の方がございましたら、ご請求下さい
 但馬参り!? かの有名な温泉地/城崎に日帰りで・・・トホホです(2004/06)
一日で3町を回ってきました
走行距離がちょうど500km  6:35自宅発 19:20会社着、いや出勤でした
さすがに日本海に面した雪国を感じました
山陽側に住む人間としては、いずれも日頃目にすることのないもの、光景です
何か分かります? 降雪を観測する装置です 信号機が縦置き! 雪が積もらないような配慮?
あと、山裾にあるお家の建て方が気になりました
それは、ぴったり山にくっついた構造・・・これはきっと以前は獣害がなかったことを意味しているのでしょう(水害が多かったようで、少しでも高い土地に家を建てようと言うこともあるらしい)
私の感覚では、住宅の建築は山裾から少し距離をあけ、そこは下草を刈って、一種の柵というかベルトゾーンを作り、その先に住宅・・・すなわちこれが野生動物と人間の生活圏の境だと・・・
ところがです・・・
気になってお聞きすると、平成になる以前は山に入ってもイノシシや猿に出会うことはなかったそうです
・暖冬(特に子どもの生存率が高まる 暖冬のうえ、ハイカロリーな餌が手にはいると!)
・高速道路による自然の分断(彼らの生活圏が狭まり、結果として人の生活圏に入ってくる)
どうも、この2点が大きく影響しての今の問題・・・獣害のように思われます
 本接近警戒システムのネーミング、ついに決定!!(2004/06)
懸案のネーミングがついに決定!!  「猿人善快(えんじんぜんかい)」
エンジン全開・・・というスピード感ある普及を願ってという語呂合わせもありますが、今は引退された過去の老仏、阿閃(あしゅく)如来さまゆかりの「善快国」にちなんで、猿(さる)と人(ひと)が善(よ)く快(こころよ)い関係を保つことを期待したネーミングです
最後まで残った候補・・・便にご紹介させていただきます(自称、岡山変人会?メンバーで考案)
      猿人全快(えんじんぜんかい)
             病気ではないので・・・
      猿の音返し(さるのおんがえし)
             ズバリ、そういった面もなくはないのですが・・・
      サルクルクル
             猿に来てもらっては困るし!?(回るくるくると、現れる来るとの区別が・・・)
      The 猿止!(ジ エンド!)
             親父ギャグっぽい!?
      HOT IT 猿(「ほっといちゃる」と読む)
             岡山弁で「そのままにしておく」という意味
             IT先進県を自負している岡山県発で、ITが入っていて良い?
 本接近警戒システムについて、特許出願手続きを終える
設置運用の効果について、その確認もできましたし、お客さまをはじめ、周囲の方々のご意見もお聞きし、本システムについて特許の出願手続きを行いました
鳥獣類接近警戒システム
  特願2004−158922
 1年ぶりにサル捕獲(2004/05) 貴重な場に立ち会うことができました
仕掛けの餌の面倒をみていただいているお近くの方の、日ごろの努力という功績が「大」なのですが、毎年5月に捕獲されている檻に今年も一匹入ってくれました
10歳くらいのオス・・・とても元気が良い 役場の課長さんの姿を見ても恐れないと現地では話題になっていました(ということは、この課長さんて一体どんな方!?)
この日は、たまたま山口県からこの接近警戒システムの見学の方があって、それではということでテレメトリ発信器を付ける現場にみんなで集合することに(山口の方もサルは初めて!だそうです)
役場の方(課長さんもいらしてました!)、いつもの?美作大学の渡辺教授、家畜保健衛生所の次長さん(獣医)、山口からの見学者3名を含め、総勢10名を超える人が捕獲檻のところに集まりました
渡辺教授の判定(成人?したサルか/発信器を付けて大丈夫か?)からスタートし、サルの扱い方、発信器の取り付け方の指導をいただきながら、役場の担当者が初めてという作業で、ちょっと悪戦苦闘気味ながらも、約30分で作業を終えることができました

麻酔を打たれてうたた寝状態 テレメトリ発信器の取付 窒息しないよう横にして

麻酔が完全に覚めるまでの時間・・・・丸24時間を経過したところで檻から放すようにとの指導が渡辺先生のほうからありました
そのあとは、ちゃんと群れに戻るかどうか、役場の担当者がハンディの受信機を持って後を追うことに・・・いつものことながら、最初が肝心です
すぐ近くに設置している接近警戒システムを確認すると、ちゃんとこの発信器の電波を捕捉して回転灯が回っていました
 2004年7月2日(金)は、島根県津和野町へ
「ニホンザルフォーラム−人とサルの共存をめざして−」 =開催=
2004年7月2日(金) 9:30 〜 15:30 津和野町町民センター体育館
島根県(島根県中山間地域研究センター)主催で、標記のフォーラムが開催されます
自由参加方式で、予定参加者数300〜400人(住民、行政関係者、研究者など)となっていますので、私も住民(市民)の一人として早起きして参加しようと予定に入れました(車で、片道3時間30分は覚悟! 5時起きかな!?)
詳しくは、島根県中山間地域研究センターのホームページの中(http://www.chusankan.jp/saru/)で詳細に紹介があります
 遠く山形より、東 英生先生(獣医) 来岡(2004/05)
 東先生は、精力的に日本全体の野生の獣を調査されている方です(アフリカまでも!)
真庭郡落合町に設置の接近警戒システム(独立電源第一号)の側で、農家の方から情報収集中のスナップ
奥に見える景色も、一年前と比べ、きれいに耕作され、ネットなどのサル避けがほとんど目につきません
92歳のご老人も「どこから来なさった?」と、電動カーでお迎えくださいました
この方も、接近警戒システムについて、その神髄?を良く理解されていました(思わずびっくり!)

 山形から空路(仙台〜岡山)で、一泊二日の日程でお見えになりました
 山形県上山市にも11基の設置が行われましたが、昨冬のことで、本番はこれからという時期に、先駆者?の実体を知ろうと言うこと、駆除ではなく共存という考え方で、サル被害を軽減(この地域の一部/山際の畑を除いて、被害は「0」)したことについて、先生の持論を実践したようなことだそうで、とても興味を持ってお見え下さいました
 表現は悪いが、専門家を頼らず、素人が取り組んだのが、もしかして良かったのかも知れないと言う意味深?なお話もいただきました
 ところで、これだけ高感度で誤動作が少ないのも不思議! どんな技術?って、尋ねられてしまいました(以前、ご自分で受信装置を作られた経験がおありだそうで・・・ノイズ対策にはとても苦労した、と)
 また、目から鱗なお話・・・・私たち専門家以外のものにとっては、多くのとても興味深いお話をお聞きすることができました
 色んな方との交流、コラボレーションは良いもの、楽しいことです
 「目から鱗」なお話の詳細は  →  こちら でご紹介します
 サルを訪ねるツアー?で、色んなお勉強ができます(2004/04)
サル接近警戒システムについての、行政あるいは地元の方へのご説明、運用ノウハウのご提供(お話)、設置予定地の下見(場所決め)など、現地にうかがう機会が少なくありません
そこでは、色んな出会いというか、お勉強が出来ます
その一端をご紹介いたします

▼柿が好物
柿を好むのは、サルだけでなく熊も・・・
柿の木にトタン板を巻くことで、熊はこなくなった!! 効果抜群だ!!
でも、サルには効果なし・・・

▼林(森)の整備
広葉樹を切って針葉樹の林に整備したら(下草もちゃんと刈って!)、そこにはサルがこなくなった

▼人の生活圏に近いところにサルが出没
野菜を作るなら、高い山奥に・・・人の住んでいない山奥の畑は荒らされない?
普通は、その反対なのだと思うけど!?
どうも、人の生活圏で高カロリーな餌にありつくことを覚えたようです
行動が、人里の周りを回っている・・・

▼暖冬・・・
異常気象の影響と言われますが、子ザルのほとんどが無事に冬を越す・・・個体数が増加の一途
 サルって本当に、賢い!!
サル被害の多い地域に出かけると、興味深い経験をします
私などよそ者が、「ここにもサルがいるぞ」など、指さしながらウロウロしていると、サルたちはスッーと森の中に戻っていきます
地元の方が、いくらそのあたりをウロついてもサルたちは、森に戻ろうとはしません
自分たちに、なにか不利益なことがあること、あるかも知れないことが、ちゃんと分かっているようです
これだけ賢いサルだからこそ、生活圏の線引き・・・棲み分け/住み分けができます
 新年度、スタート!? 春だなぁ (2004/04)
接近警戒システムについて、その全体像の説明、あるいは設置予定現地の下見のご希望が続きました(車で走る機会が増えました)
四国某所では、伺った先々に目の前にサルがいるような状況・・・ちょっと驚きました(ここまでサルの生活圏かって!)
また、行政関係者さま以外の方からも、お問い合わせやご希望をお聞きする機会が増えてきました
より広い範囲から、現状やニーズについてお話がお聞きできることは、とてもありがたく、うれしいことです
時々(過去数回)、当社Webが1時間で5000〜8000ページ開かれることがあり、いつもその翌日に気づき、履歴管理が出来ないでいるもので(プアーな環境なもので!)、想像でしか言えませんが、どうもこのサル接近警戒システムのご照会のようです
多分ですが、なにかのメディアで取り上げられたタイミングではないかと・・・
今回は、市内の方からテレビに出ていたのを見た、サルではないが鳩の糞害対策の知恵なはい?っていう問い合わせ?の電話がありました(この方のビジネスにはなりそうにない、チョー簡単な方法はお教えしました!)
通常、8000〜12000ページビュー/週というのが、当社Web全体の平均的な数字ですから、この1時間に・・・という数字は、異常な?値です
余談ですが、「モグラ避け装置」の照会(実売/追加オーダー)も増えてきました
こんなところからも「春」を感じます
 山形県上山市の現地写真が届く(2004/03)
ソーラーパネル型11基の導入を頂きました
現地のエンジニアリング会社さまに設置をお願いしたものです(支柱周りの設計は現地/雪国仕様です)


φ127 6mの鋼管柱で、警戒システム本体とバッテリを収納しているBOXの下部は、GLより1,5m持ち上げてあります(積雪1.5m未満ならOK!という仕様)

東北各県からのお問い合わせが増えております
お近くの現地見学・・・良いかも知れませんね(山形の担当者さんのご協力が必須! よろしくお願いいたします)
 警戒システム設置後、初めての冬(岡山県真庭郡落合町 2004/02)
人家から離れた場所(山裾)にある畑で、最近(伺った10日前)発生した被害
白菜・大根・大豆が狙われました

上:大根
 一番おいしいところをかじられています

右:大豆(さや)です
 かなりまとまった量を食い荒らしています
 きっちり皮をむいて食べています
 干してある大豆の枝ごと、背中に担いで山に戻る姿も見る機会があったそうです(怒る前に、笑えるとか!)

しかし、こうなると、被害を受けた方は、収穫の意欲をなくされるようで、そのまま放置した状態でした

落合町/ソーラー(独立電源)型接近警戒システム設置後のサルたちの行動変化
 昨年夏の設置から、初めての冬を迎えました
 頻繁にサル接近を知らせる動作をしていますが、電源不足(電源の不安)は起きていません
 接近警戒システムが作動すると、地元の方は自分の畑を見回りに出かけます
 山から出てきたサルを見つけると、花火による追い払いをします
 花火を打てば、おっサルが出た、あっちの場所だ・・・が、ご近所に知れ渡ります

 1.人家に近づいての被害は無くなった
     つるし柿など狙って、人家の屋根を伝って近づくようなことは無くなった
     自家用の野菜被害も激減した
   ※生活圏の境界線を、山裾に押し戻せたようです
 1.この地域の滞在期間が短くなった
     以前は、1週間程度滞在していたものが、2日程度でいなくなる(検知エリア外に移動)
 1.この地域の先に出没(移動)しなくなった
     どうやらこの場所で、Uターンしているらしい
   ※サルたちにとって、この場所が居づらい、居心地の良くない場所になりつつあるようです
 1.不確かだが・・・
     閃光(パトライト)に反応しているようだ
     光が見えれば、それ以上近づいてこない(山を出てこない)
     閃光が、人が出てくる前触れであることを理解しているようだ
こんなお話しを、下記取材の中でお聞きすることが出来ました
 今の旬は「サル?」(2004/02)
 地元の元気な中小企業を紹介したいと・・・なぜ当社かは???
 産官学のコラボレーションと、生活圏の境を明確にする仕組みの成果なのですが・・・
地元TV局による取材前の雑談シーン

落合町に設置したサル接近警戒システムについて、地元の方にその効能をお話しいただきました
昨日までとうってかわって、この日は冬に逆戻り、この後伺った美甘村では、雪/あられに見舞われました

冷たい雨があがるのを、お堂の下で待っているときのものです(みんなで雨宿り中!)
以前は、このお堂もサルたちの生活圏になっていたところです

こうして時々地元の方とお話の機会があるのは、広く情報が得られるし、このように話題になることで、また追い払いに精を出していただけます(今回は、放送時間も長く、お話しいただいた方全員が登場しました!)
 今年は、申年(2004年1月)
サルつながりで、講演依頼が・・・・
昨年秋より、なぜか講演依頼が続きます
今回を機会に、PowerPointによる資料を作りました
元ネタは、サル被害対策で協働させてもらっている県担当者が地元研修用に作った 「テレメトリ発信器を使用した、サル接近警戒システムについて」 
このデータを自由に使って良いという許可をいただき、容量を約2倍(P29/1.4Mバイト → P43/3Mバイト)にしたものを用意しました
今回は3〜40歳代の方が対象と言うことで、もちろんサル接近警戒システムについてのお話しが主ですが、ひと歳取ったオジサンが気になる、昨今のデジタル感覚人間と、デジタル技術万能でアナログ技術がおろそかにされている点を問題提議し、コラボレーション(協働)が、現状(世の中or仕事)打破のキーワードになることを強調する仕上がりにしました
この「サル接近警戒システム」そのものが、産官学の連携というかコラボレーションにより出来上がった仕組みですから・・・
 研究向きに・・・
この接近警戒システムを活用した追い払い
農家の方に対する効果は絶対的・・・・それこそ「ご近所の底力(NHKさん、パクッてごめんなさい!)」、すなわち即答性/予防がいかに効果があるかを見せつけられています(世間で言う難問・・・サル被害が意外と簡単に解決できます)
ところが・・・です
この仕組みで被害が無くなることが分かると、農家の方の記録を取るという本来目的とするサルの行動域調査・・・いつ警報がでたか(装置が働いたか)などの記録がすっかり手抜きされることもよく分かりました
また果実の産地では、その収穫時期だけ本気でお取り組みになり、オフシーズンは、この記録作業もオフになるという実体もあります
そこで、元々の目的のひとつ・・・行動調査研究のために、きっちりとした記録を残すことを目的に、この接近警戒システムにオプションで追加できる簡易なロガーを製作することにしました(2004/01 岡山県と協働)
なるべくローコストを目指し、作動日時と受信周波数を1カ月程度記録できる・・・保存されたデータは、ノートPCを持参してダウンロードして持ち帰る・・・この程度のスペックで設計を開始しました
 可動型がお好き
これは、当初から岡山でも言われていたことです
固定型より可動型が行政には好まれる・・・・これは間違いない事実のようです
ソーラーパネル搭載の独立電源型に加え、仙台市ではアルミルーフタワーを使った簡単に移設できる方式で導入されました(簡単なご紹介
電源回りの防水加工などは、ちょっと気にはなりますが・・・・
 一ヶ月で16台を製作
2003年12月に、かわいい?量産記録を作りました
地域的にみても5県下・・・
多分ですが、この種のパッケージとしては全国トップシェアになったものと思われます
他がないと言った方が正しいかも!?
 大量導入?が決定(2003/11)
入札により地元業者さまの手で、ソーラーパネル型11基の一括納入が決定
先方(県)担当者の現地見学をしていただいた甲斐があります
近日、現地のご紹介をWebに取り上げさせていただきます(遠方ですが、多分一度は出かけると思いますので)
迫力がありそう・・・と、ちょっと期待してます
その前に、製作に励まないと・・・
 あるシーン  県と市町村、それぞれの担当者像
11月某日、00時発、22時間30分帰着で約700Km走破(そのうち高速道が450Km)・・・・最近の記録を更新!!
メインは別の用件であったが、せっかくサルの出没が多い地域に遠路出かけるのだからと、このサル接近経過システムの紹介も兼ねて出張してきました
当地でも別件ですが、県のお客さまは市町村、とある担当者に明言!されたことがありました(県民がお客でないなら県民税は払わないよ!、不要でしょ、お客じゃないのだから、とこちらも明言!してきました)
獣害対策も同様で、直接住民から声のかかる市町村の担当者と、そのワンクッションおいての県の担当者との意識というか仕事の差を明確に感じました
でも¥を握っている上部団体がエライ・・・というのもなんか「変」
 遠隔地導入のパターンが決まる!
ここまでは直接施工のできる範囲・・・・お客さまから直接のオーダーをいただいての納入でした
山形/岐阜と、地元の業者さまが施工なさる形で、入札/見積もり合わせによる導入事例ができます
遠隔地でも、随意契約するから直接頼む・・・・オリジナルな商品ですから、こんなパターンもあります
 獣害が増えた理由!? 先人の知恵に学ぼう
人が田畑に出なくなったのが獣害被害を増やした原因
この土地はオラのもの・・・・そこにいて主張しなくなれば、どうなるか
(穏便なモグラも、人の足音がしないと安心して畑に現れる)

もうひとつの大きな原因と思われることが、土地の有効利用
山との境・・・昔なら幅10m程度の下草を刈ったベルトゾーンが必ずあった
野生動物は、自分の姿を隠すことのできないところへは、余程のことがなければ出てこない
ところが最近では、空いた土地の有効利用?とかで、そこに柿や栗の木を植える
付けた実を全て収穫すればいいが、収穫しやすいところだけ収穫し、あとは野放し・・・野生動物にとって格好の餌場になる
結果として何が起きるか・・・・
猿の例であるが、2〜3年に1度しか子供を産まないはずが、毎年出産し、生存率30%と言われたものが50%を越えるように・・・・
栄養が良いわけで、言い換えれば人が野生動物に餌場を与え、個体数を増やし、その結果、獣害被害が増える・・・・こんな図式がきっと今の状況であろう

ある範囲への追い払い・・・得られる食料(エネルギー)の範囲でしか個体数は生存できない・・・、もっとも有効な手法であることが明確だ

余談であるが、電気柵・・・・効果が大きく評価されているが、これも下草を刈ったからでは?と言う見方も出来る
設置して数年後、下草刈りができなかったときの様子がそれを証明してくれそう・・・

いずれにしても、先人の知恵には恐れ入る(人の歴史の裏付けからくる体験の結果ですね)
 記録を正確に残す(2003/11)
設置を進めてきた、サル接近警戒システム
マイナーチェンジ(バージョンアップ!)や新たなチャレンジを心がけながら、岡山県を出て、島根、山形、岐阜・・・と、全国に向けて発進中です
岡山県内では、8カ所の設置による広域対応(連携)・・・・進路予測&現状の情報共有に向けて新たな取り組みをスタート
そこで、記録を正確に残すことの必要性が出てきた
これができれば行動域調査もサンプルが増え、より楽に、正確な情報が得られることに
受信装置の232c出力を受け取って、簡単に記憶できる装置(オプション)の開発に頭を使うことに!?
 同じ二本足でも・・・・
島根県邑智郡羽須美村に設置工事に伺う途中、中国縦貫道哲西町バス停手前の路上!で、野生猿のご一行に出会った(AM8:30頃)
子猿が十数匹と、引率?の大人の猿が2匹・・・・群とすれば4〜50匹のものではないかと思われる
下り車線路上で遊んでいた
その後、三次で高速を降り、地道を走ると今度は2車線道路の真ん中をゆらゆら歩く歩行者が、そしてその次には同じく2車線道路の真ん中をふらふら走る自転車に遭遇
農作物被害でも、最近は獣害ではなく、人の犯罪が増加
同じ二本足でも・・・・そんな声も耳にする機会が増えました
 今年(2003年)は、サルの秋
食欲の秋
  今年は、米の不作
  松茸も・・・こちらは山の手入れができていないこともその原因らしい
  異常気象の影響が、この収穫時期、特に大きく出ています
読書の秋
  本屋さんも万引きや、盗撮?の被害が大変そう
  インターネットオークションが、万引きのマネーロンダリング役をしているというのも事実
スポーツの秋
  野球もサッカーも、そしてラグビーの話題も
  この秋は、特に話題豊富なようです
  日本のスポーツも、ワールドワイド化してますね
行楽の秋
  不景気のせいか、TVの前が忙しいのか(スポーツ観戦の秋?)
  あまり行楽地が賑やかというお話が聞こえてきません???
  「故郷○○」とかいうイベントは賑わったようです
さてさて、当社(私個人だけ?)は、サルの秋をしています
サル接近警戒システムに関連した仕事に追われています
 四国さぬき市に出かけました(2003/10)
意外と近い・・・・瀬戸大橋経由で約80Km・・・橋の通行料さえ言わなければ、とても行きやすいところ
東讃普及センターで行われた猿害対策検討会へ「サル接近警戒システム」のデモ機を持って特別参加
こちらは、12群と多くの群が存在・・・生活圏が重なったところも少なくない・・・平成14〜15年の調査で約360匹が確認されている
行動域調査には、テレメトリ発信器が使用されておらず、捕獲からのスタートに
東讃エリアで、何処か手を上げていただける地域がれば良いのですが・・・
小豆島(寒霞渓のサルは有名!)もこのエリアに含まれます
 サル接近警戒システムについてのお問い合わせが急増(2003年8月〜9月)
年度の後半がスタートするせいか、予算の実施時期のせいか???ですが、ここにきて全国からお問い合わせが・・・急増!
サル被害について、余程お困りの地域がたくさんあるということを改めて認識
ここ数年で頭数が増加? 結果として人がサルに多くの餌を与えたという事になりそうです
9月9日は、島根県邑智郡羽須美村に本システムのご説明と現地の確認に伺ってきました
往復400Km時間にして6時間のドライブでした
途中の道の狭さ(これが国道?!)以外は、空気もオイシイし景色も良いし!!
その一風景をご紹介いたします
 キーワードは、コラボレーション(2003年5月)
獣害対策・・・・農業関係に意外と力を入れている?当社(イナカ出身のもので!)
モグラ退散、サル接近警戒(進路予想)に続き、今度はタヌキの行動域調査
Webの活用による都会の消費者と農村を結ぶ仕組み(敢えて、性善説によるトレーサビリティと呼ばせてもらっています/某氏の受け売り!・・・実は、奥が深いのですよ、わっかるカナ???)
etc
これら最新のお話?!も、全てどなたかとのコラボレーションによるもの、またはコラボレーションを目指すもの
テクノロジーだけに走ったのでは、解決できないことばかり(マスターベーションはできるでしょうが、実質的な効果は???という結果が多いのが実体でしょう)
キーワードは、間違いなく『コラボレーション』だ
 サルは去る? その後(2002年12月)
試験運用開始後、2カ月を経過・・・・・
幸いなことに、設置した場所(3カ所)においては被害ゼロ
猿が現れなかったワケではなく、警報によって行った追い払いが功を奏した結果である
近隣では7回にわたって猿が出現、ハクサイ・大豆に被害が出た
詳しくは  →  こちらでご紹介
 サルは去る? その後(2002年11月)
設置後2週間で、1カ所で3回くらい警報を出した様子
今のところ、被害はでていない
この先が楽しみ?
11月末に現地対策会議が開かれるそうで、参加を予定
一方、岐阜県から本システムに関して照会があって、愛知県へ出張する便に説明に伺う
そこでお聞きする限り、この岡山県での取り組みは、先進的らしい
予知という考え方、野生動物との共存を探すやり方、行政サービスと住民との新たな接点(関係)づくり・・・・いろんな面で注目している
そして、獣害対策について、遅れている自分たちも新たな取り組みを考えたい・・・と
 サルは去る? サル接近警戒システム 試験運用開始(2002年10月)
サルと人間の生活エリアに線引きを・・・・
被害を目にして事後対策を・・・・でなく、被害が出る前に、人間の生活空間に現れる前にサルが近づいてくる動きを察知できれば、今までの行動域調査から、台風の進路予想と同様の予測が可能になる
サルがオイシイ思いをする前に、人が出て追い払うことで、被害もなくし、殺生をすることもなくなる
サルはとても賢く、単純な方法で脅かすくらいでは、すぐに慣れてしまう
やはり、人が出ていかないと追い払うだけの効果がない
また、今回の仕組みには、「サルの被害が出たから、役所で何とかしてくれ」・・・この従来当たり前だと思われている考え方を一変させる要素もある
それは、地元の人にサルの接近を知らせる仕組みは行政が用意するが、そこから先の対応は地元住民で・・・・という、従来の役所におんぶに抱っこではなく、そこに住む人たちが自分たちの手で対応をしようと言う画期的な動きがここにある
サルと人の生活空間の線引きを行うのと同様に、行政と住民の間でも役割の線引きを行うことに、もう一つの狙いがある
詳しくは、こちらでご紹介します

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