野生猿は去る!? サル接近警戒システム
 映像のAi識別による獣害対策ロボット
猿人善快(えんじんぜんかい)
鳥獣類接近警戒システム  特許第4070747号
TOPページに猿害対策のワンストップ入口を設けました
システムの詳細 導入経費など 導入実績(例) オプション(展開)
開発ストーリー 運用ノウハウ Q & A サル日誌
猿害対策におけるIT活用(役割)  中山間地域に思う(余談)
テレメトリ発信器を活用した猿害対策/【猿人善快】の活用
 事前に彼らの行動を予知できるメリットを最大に活かした予防策を講じることが出来ます。
 従来の、被害を受けた後の対応に比べ、その効果は非常に大きいモノがあります。
 サルには、洞察力はありません。
 過去に経験したことを良く覚えている・・・です(記憶力が良い)。
 被害に遭う=過去、彼らに良い思いをさせていたに違いありません。
 これからの猿害対策は、彼らが進もうとする先・・・人里ですが、いつ行っても必ず人の存在があるということを教え(見せつけ)、その場に来なくすることを目的とした予知・予防策の実施です。
 彼らの記憶力の良さを逆手に取ります。
 この地域は、いつ行っても人がいる、人の生活圏だ、自分たちの行くところ(エサ場)ではない!と記憶させます。
 接近警戒システム『猿人善快』は、この予知・予防作戦をサポートします。

 視点を変えてみると、夜行性であまり賢くないイノシシやシカに比べ、猿害対策は楽ではないかとも考えられます(通常は、反対に受け取られています! サルは賢くて・・・)。

 電気柵・駆除による対策は、こと猿害に対しては有効ではありません。
 100%駆逐するのであれば話は違いますが、下手な駆除は群れ別れを促進するだけで、かえって対策を難しくします。

■『猿人善快』利用のためには、テレメトリ発信器の装着が必須です。
 これは行動域調査と同じモノを使用します。 既に調査目的で装着されているなら、そのまま利用できます。
 2008年の電波法改正で、合法的に利用ができるようになりました。言い換えれば過去の主役、輸入品の新規利用は違法とされます。
 本システムは、過去に輸入された発信器、及び国内規格の発信器、そのいずれにも対応します。
 (2012.03 適法発信器専用バージョンのご提供を開始、コストダウンが図れました)

■捕獲
 オトナのメスザルを捕獲し、発信器を装着し群れに戻ることを確認します。
 捕獲後のスピーディな対応が必要でしょう。
 群れに戻る確認は、携帯型受信機をもって追うことになります(行動域調査と同じ)。

■対応
 成果は、地域住人の皆さんの行動ひとつ!で決まります。
 接近を検知したら(警報・通報が発せられたら)、複数人で、ほ場・地域に出て下さい。
 その地域が「サルの惑星状態(その場で捕食するとかウンチをするなどしている)」にまでなっているなら、飛び道具など持って追い払いを行って下さい(待ち構えられていると、彼らのショックは大きいようです!)。
 そこまでひどくない地域ですと、人が複数姿を見せるだけで、彼らは警戒して出てきません。
 警報が停止したらお役ご免です(持久戦にはなるかも知れませんが、15時を過ぎれば彼らも寝場所に移動します)。

 猿人善快v3 2012.03 稼働開始第一号
『猿人善快v3』
適法(デジタル)発信器専用モデル
パンフレット

お見積書(施工費用は別途) 
従来の輸入品を中心としたアナログ発信器には対応しません 
適法発信器(142MHz帯)を対象にした専用モデルです
コストダウンが一番のメリット!
そして、発信器の複数同時受信に正確に対応できることです

取扱説明書は → こちら
『猿人善快v3』 監視 メール通知特化Ver
猿害対策も、地域の高齢化、特に昼間人口の減少という大きな流れの中で、そこに住む住民の力だけでの対応が難しくなってきた現状があります
見回り監視だけでも、人手をかけずにできないかというニーズに、安価にお応えできるバージョン『猿人善快 メール通知特化バージョン』を用意しました
より早いタイミングで検知通報ができれば、対象の猿が園地に近づく前に、追い払い体制を整えることができます(彼らにプレッシャーをかけるためにも、4〜5人のマンパワーは欲しい)
すでにあるインターネット接続環境が利用できれば、ランニングコストは、ほぼ『¥0』です
警報にかかる電力は不要ですので、5Wh程度の極めて少ない消費電力で運用できます(この装置が増えたから、電気代が上がるというほどの変化もない)
簡単な1枚もの資料を用意しました

『猿人善快 第三世代』
 早いもので、この世界に足を踏み入れてもう10年です(2002年取組スタート)
 おかげさまで、猿害対策にも貢献できているとの実感を肌で感じさせていただいております
 当初懸案であった発信器の使用にかかる周波数割当について、2008年に大きな前進がありました(8月29日総務省令および告示の改正/電波法改正)
 国内においても、初めて動物の検知通報用として新たに周波数割当が行われ、続いて業界団体においても製品化に必要な技術適合基準内容の決定がなされました(2008年9月25日 ARIB STD−T99)
 
 まずは、マーカーとなる適法発信器・・・ID送出の出来るデジタル/テレメトリ発信器の商品化から、小型化に続き、次はGPS搭載とかいろんな目標が出てきます
 接近警戒システム「猿人善快」につきましては、輸入テレメトリ発信器(今となっては違法品)に依存していた初代、この度の適法発信器と両方に対応した第二世代、そして適法発信器専用の第三世代という進化です
 過去に取り付けられた輸入発信器の電池寿命がそろそろオシマイになる時期であろうとの判断で、適法発信器専用のシステム(第三世代)のご提供を開始しました(2012.03 まず、コストダウンがメリット!)

 初代/二代目との比較を、写真で見る違い・・・として、簡単にご紹介をさせていただいています
 合わせて、初代製品を、二代目にバージョンアップできるキットもご用意しました
 ID識別により、雑音などに起因する誤作動もなくなりますし、Mail通知や受信履歴の保存(回収は、USBメモリ)も出来ます

 「猿人善快」TOPページ、あるいは「サル日誌」の方で、具体的な設置・運用、日頃の取り組みや、目指していること、それに対する現状などご紹介していますので、時にご参照下さい
二世代目 猿人善快
こちらの第二世代・・・輸入品であった旧型アナログ発信器にも対応し、現在のデジタル発信器にも対応する、言わば二刀流の接近警戒システム 『猿人善快v2』につきましては、その役目を終えたということで、2017年12月末の受注をもって販売を終了させていただきます
伴いまして、制御エンジンを搭載しない初期モデルから、この猿人善快v2へのバージョンアップ・サービスも終了となります(2016.12)
ここ一番エポックメイキングなこと


LT−01S(当社オリジナル)


いろんな意味で、標準品の強化版です
標準品より、約10%コストアップします
こちらが、当社仕様で製品化を行った『LT−01S』です
機械的な強度の向上
 ・首輪ベルト/縫い糸素材の見直し
 ・アンテナの保護   
   最悪でも中間で切れることを願って途中にカシメ
   アンテナをベルトで挟む構造に変更、併せて
   発信器本体からの取出部を露出させない構造に
目視できる情報量を増やす
 ・発信CH毎に、首輪ベルトを色分け
 ・ID-Noを本体にレーザー刻印
   指定のシールだけだと、経年変化で読めない等
   停波した発信器を回収しても何も分からない
   これらの改善を目的とします
電池寿命の延長 2年=>3年に
 接近警戒システムに影響しない範囲ということで、
 ID送出インターバルを10秒間隔とし、電池寿命3年に
 (算出値:電池仕様の80%での算出、同様の
  算出では、標準品の電池寿命は2年)

詳細は、こちらの資料(1720Kバイト)をご確認下さい
2016年10月末の、野生動物対策技術研究会 第7回
全国大会で初お披露目をし、11月末から、正式販売を
スタートしました
ご好評をいただいております

以下ご紹介のLT−01は、標準モデルです
2010.08
第二世代のLT−01の販売を開始

電源SWの役目をもつマグネットの取付位置を明確化

目視で使用CHが分かるよう、発信器本体にカラーテープを貼っています

CH1:赤
CH2:黄
CH3:緑
CH4:青
CH5:白
       
適法のテレメトリ発信器 LT−01 を商品化
まずは、サル用と言うことで販売をスタートしました

小型化をはじめ、センサの埋め込みなど発信器の取り組みと合わせ、既存受信機用にIDデコーダオプション、専用受信機の商品化など順次作業を進めています

本発信器ですが、行動域調査にもご使用いただけます
使い勝手、違法品のドッグ・マーカーとの違い等も、行動域調査のページでご紹介しています
検知距離など使い勝手は、ここまで主流であったATS社M2950と、ほぼ同等です
テレメトリ発信器の国産標準化は、ここからスタートしました

 こちらは、LT-01 初期モデル(2009年)
2008年8月改正電波法対応発信器

参考販売価格
 LT−01 ¥45,000
              (消費税・送料別)

 詳しくは、猿人善快TOPページ
発信電波ですが、追跡にストレスを感じさせない約1.2秒間隔
ビートをかけて受信すると、 ピッ・ピッ・ピッ・ギャ の連続です
電池寿命ですが、約2年+
重量は、ベルト・金具など含め 約130g

15g〜26gの小型のもの、GPSテレメなど
猿害対策向け以外のテレメトリ発信器につきましては、行動域調査のページでご紹介をさせていただきます



心臓部である制御エンジン OS-KU


テレメトリ発信器を使用した野猿接近警戒システム
『猿人善快』の進化について、写真でご紹介します
新旧いずれの発信器にも対応した猿人善快

その制御エンジン【OS−KU】を開発・製品化

識別
 ・旧アナログ発信器:周波数識別
 ・新デジタル発信器:ID識別
警報制御
  夜間警報制御タイマー外付き
ロガー機能
 受信履歴の記録(USBメモリ回収可能)
通信(通知)機能
 ・Mail通知
   通知先3件まで登録可能
 ・ftpクライアント
 ・WEBサーバー
   ネットワーク越しに設定
・  データダウンロードが可能

データの活用、GIS化も視野に入れた簡易なASPシステム・・・『猿人善快ASP for Personal』もリリースしました(2009.10)

接近警戒システム=猿人善快=も、新規格(適法)発信器専用に =第三世代へ=
=猿人善快=搭載エンジン OS-KU
   1.誤作動をほぼ完璧に無くす判断機能
       従来型発信器に対しては、設定時間以上の連続受信で有効受信
       LT01デジタルタイプにつきましてはID識別しますので、ほぼ完璧にエラー排除
   2.受信記録(履歴)を残すロガー機能(USBメモリでデータ回収)
   3.Mail通知&ftp送信機能
       装置設置場所に、インターネット接続環境があれば、これらの機能が利用できます
       別売のオプション:携帯通信モジュール内蔵の通信装置を準備いただけますと、Au・
       あるいはFOMAのパケット通信サービスエリア内でしたらどこからでも、この機能が
       ご利用いただけます
       (このオプションご購入時には、回線契約が必要で、月々の利用料が発生します)
       受信データのftp転送を受け,Mail通知やデータベースを構築する、ASPサービスも
       ご用意しています(当社設置の本格的なものから、Personal版まで))
 =猿人善快=につきましては、IDデコーダ内蔵の第二世代最終版の出荷を始めました(2010.04)
 暫定版と言うことで、デジタル発信器も周波数識別で処理していたエンジンにつきましては、交換をさせていただいております
 もっとも、従来通りの使い方(周波数識別)で、5波(5群)までであれば、大きな問題なく動作します(IDを読む必要がない)
 ただし外来ノイズや他の電波の影響で誤作動する可能性が残ります

 このエンジン OS-KUは、従来の装置に追加して(改造して)、ご利用いただけるように配慮しています
 (従来型のアナログ発信器、新規格のデジタル発信器の両方に対応ができます)
 従来のお客さま(えんじん非搭載の装置)には、このエンジン部分のみのご提供をいたしますのでご照会下さい
 既設装置へのエンジン取付に際しては、特別な工具、材料の用意等は不要です
 ただし、受信周波数の設定作業は、現地で行っていただく必要があります 
 このエンジン追加作業を行うことで、当初のモデルも最新のモデルに変身が出来ます

 詳しくは、開発ストーリーのほうでも、ご紹介いたします 
=猿人善快=搭載エンジン OS-KV
    こちらが、国内適法デジタル発信器 LT−01のみを対象とした制御エンジンです
    こちらを搭載した接近警戒システムが『猿人善快v3』です

適法発信器=LTシリーズ=専用受信機 LR-03

フルオプションでご提供
現在フィールド・テスト中(2012.06)
LT−01をはじめとする今後のテレメトリ発信器の利用を考慮した専用受信機を発売いたします
2012夏の発売を目指して最後の調整中です

受信したIDを記録できたり、不要な動物種別コード/IDをマスクすることも出来ます
また簡易ロガー機能を有します(1秒間隔で最大24時間  ロガー・モードで受信したデータは最大100個まで記録可能)
これら、ID受信に適した機能を有した専用受信機です

価格ですが、写真のリチウム電池パック/充電器ほかフルオプションで\5万台を想定しています
アンテナ・コネクタはSMA型ですので、BNC/M型コネクタのアンテナをお使いの方は、変換ケーブル(コネクタ)が別途必要になります

行動域調査分野(専門的な使い方)だけでなく、獣害対策手段に住民の方に持っていただいて、使いやすい方向も目指しています
   
猿人善快(えんじんぜんかい)のご紹介
 動物(敵!)の習性を研究し、効果的に被害から守り、かつ共存を図ろうとするシステム(運用)です
 予知/予測により、住民自らが猿害から自衛しようと言う発想のサポートシステムです
 表現を変えますと、この装置は、気象台の役目で、発信器を取り付けられたサルは、台風の目・・・この仕組みは、台風の進路予想と同じような性格を持ちます
 近づいてくるサルたちには、地域を挙げて追い払い、山に遠ざかっていくサルたちは見送る・・・地域の人たちに行動の指針を提供します
 人とサルの生活圏の線引きをすることで、人の立場からは農作物被害を守り、保護獣であるサルたちとの共存を図ろうとするものです
 猿害・・・単なる作物被害ということだけでなく、中山間地域の社会問題 → 被害により、作付けをあきらめたり、就農意欲を失ったりして、地域のお年寄りの生き甲斐の一つをなくしてしまうことにつながり、このことから積極的に生きようとする老人から、表現は悪いですが、老人保険(介護保険)のお世話になる老人を増やすことにもつながります
 社会から見れば大きな損失で、これらのことを含めて計算すれば、単なる農業被害額だけにはとどまらないことになります
 一般に作物被害額の計算には、自家消費分は含まれませんから、これらも含めて評価していただける専門家がいらっしゃれば、きっと今の被害額の発表よりかなり大きな数字になると想像します(行政は、縦割りですからこのような計算ができる体制にありませんね)
 このままでは、日本は近い将来食糧不足になる・・・大げさかもしれませんが、田舎育ちの私としましては、元気な中山間地域を望んで、この分野の取り組みをいたしております

岡山方式【サル接近警戒システム=猿人善快=】
テレメトリ発信器の電波を利用
その目指すところを1枚のペーパーでご説明いたします(pdf約162Kバイト)
詳しくは、当ホームページの中でご紹介させていただきます
猿被害対策 その全容
もの作り

インタビュー記事掲載
話題は、=猿人善快=
起き上がれニッポン DREAM GATE ※
    主催:財団法人ベンチャーエンタープライズセンター 
    後援;経済産業省
 http://www.dreamgate.gr.jp/fastnavi/monozukuri/serial/2007020701/
 ※登録ML 38万有余  月間250万PV  月間訪問者数46万U
   アドバイザーサービス実績 年間約1万件(登録アドバイザー300名)
2006/04 ほぼ集大成したと思っています
テレメトリ発信器の問題・・・総務省のパブリックコメント待ちと言うことはありますが、この先の対応も既に手がけていますし、仕組みとすれば完成領域に入ったと思っています

ASPモデルがそれで、GPSシステムのような複雑で消費電力の大きな装置をサルに取り付ける必要もありません
とりもなおさず、このことは安価にシステムが構築できると言うことです
状況判断は、システム(プログラム)で行うことが出来、その結果もインターネット環境を使用してどこからでも利用することが出来ます(もちろん、利用に制限が出来ます)
この仕組みは、ひとつ作ってしまえば、全国どこからでも同じ利用料で使用できます
コンピュータシステムを自身で構築・運用する必要がありません
インターネットに接続できるPCだけあれば、管理・運用が出来ると言うことになります
昨今のことですから、ここまでのことは「どこにでもある環境」と言うことになります
この取り組みを始めるに際して、新たなPC関連の機材費、サーバーシステムの機材費、維持費は、「0」 サービスの利用料金のみ(月額あるいは年額の固定料金)となりますので(携帯電話の基本料みたいなもの!?)、予算化もきっと楽です

システム導入の成果を上げる一番は、地元の体制づくりです
サルたちに、ここは居心地の悪いところであることを教える役割を担っていただきます
サルたちが近づいたことを知らせる仕組みと、サルたちにそこには近づきたくない気持ちを持たせる人の行動により、その地域からサル被害をなくします
今風に申し上げれば、行政と地元住民のコラボレーションで、鳥獣被害から地域を守る・・・です

ASPサービスで作られるデータを見ればよく分かりますが、警報(音と光)は間違いなくサルたちにも届いており、この発報する範囲には極めて短時間しか居ようとしません
あきらかに自分の位置を確認しているような動きをします(ここは警報が発報されるか、されないか)
不幸にして一箇所、装置が悪天候が続いたことにより停止(バッテリ上がり!)したときには、きっちり畑まで姿を見せたことからも、証明されました


現地レポート

岡山県議会では
 「猿人善快(えんじんぜんかい)」 ネーミングの由来
 エンジン全開・・・というスピード感ある普及を願ってという語呂合わせもありますが、今は引退された過去の老仏、阿閃(あしゅく)如来さまゆかりの「善快国」にちなんで、猿(さる)と人(ひと)が、善(よ)く、快(こころよ)い関係を保つことを期待したネーミングです
この分野の第一人者・・・猿落君の発明者、奈良県農業技術センター 井上 雅央さまのご講演 「集落で取り組む猿害対策」について抜粋(一聴衆者のメモ!)をご紹介いたします
 地元岡山と山形県内における本装置を使用した猿害対策の実情をレポートとしたテレビ番組を録画したものがあります
 ご希望の方には、ご覧いただけますのでご照会下さい

=猿人善快=の目指すところ/効能編
 鳥獣被害対策の基本は、その地域が野生動物のエサ場にならない取り組みそのものです
 ここでご紹介している『テレメトリ発信器を利用した接近警戒システム(特許第4070747号)』は、その取り組みを支援するものです
 まず、いつ彼らが来るか・・・そんな不安から解放されます
 そして、その地域に近づこうとするサルたちに、いつそこに来ても多くの人がいる状況を作ることで、その地域は人の生活圏であり、じぶんたちサルの近づくところではないことを見せつける/教える仕組みです
 従来、苦しめられた彼らの優れた学習機能を、被害防止に活用しようという、画期的な仕組みと言えるかも知れません
 ▼自然保護というか、人為的な被害というか・・・な
 一見「アレッ」と思われるかも知れませんが、生活圏の棲み分け=住み分けがきっちりと出来ていた以前(昔)は、サルの被害はなかったはずです(少なくとも、今の発生数ほど)
 昨今の、人間が行った行動・・・自然を自分たちの都合良く改変したこと、すなわち生活圏の線引きを山側に寄せたとしたら、やはり基本は自然保護です
 また、土地の有効活用とかで、収穫を最後までしない果実などを集落の周りに植えたことで、その場所がサルたちのエサ場になっている、すなわち人為的にサルにエサ場を提供し、自分たちで被害を増やしているという面も見逃せません
 自分に直接被害を与えないサルたちの出現を「かわいい」など言って見ていては、サルたちに「人間は怖くないよ」って教えているようなものです
 この対策では、基本が「追い払い」・・・野生サルに、お山へお帰り願う!!ですから、自然の生態系を守ることにもつながります(自然の餌場範囲での繁殖)
 「追い払い」・・・野生動物の保護と、獣害対策という、一見相反することを同時に解決できる方法と言えます(唯一の方法と言っても、過言ではないかも!?)
 自然の山の中に、彼らの餌となるものを無くするようなことはしない・・・そういった意味でも自然保護です
 ▼自主防除
 特別なことではありません、考え方は、台風の時の対応と同じです
 相手の勢力、動きを正確に知ることで、事前に対応が出来れば、被害は最小限に押さえられる・・・すなわち予防ができるという考え方です
 事前の対応とは、棲み分け・・・・ここでは、近づいてくるサルたちに、この地は人間の生活圏であることをアピールすることです(追い回すことが目的ではありません)
 この集落は、近づけばイヤな思いをする場所だということをサルたちに教えます
 間違っても、サルたちに集落がエサ場に思えるようなことをしては、許してはいけません
 ▼アクション
 サルと人の生活圏の線引きを目的にします
 この場所は、人の生活圏であることを、近づいてくるサルたちに教えます(アピールします)
 サルにとって、この場所が居心地が良くない、居づらい場所にすることに努めます
 その方法、手段はいろいろと考えられます(本Web内でもご紹介していますし、既にお困りの皆様は色んな手だてをお使いだと思います)
 ここで気をつけたいのは、「追い払い隊」とかいう組織を作って任してしまうことをしないこと
 そこに住むみんな、すなわち全員が、サルが里に下りてきたら追う払いをするということの徹底が必要です
 人に頼むことではありません、自分たちですることです
 誰かに頼むと言うことは、その成果を待つしかありません
 それではあまりにつまらないでしょう
 ここでは集落に住む方全員がサルたちについて学習(勉強)し、全員の力でサルたちが来たくなくなる地域にすることです
 ▼タイムリーな対応
 いつサルたちがやってくるか分からない緊張を常にしておくと言うことは、そこに住む人たちの負担が大変です
 日頃の対策・・・サルたちにとって来たくない集落づくりの努力は必要ですが、それだけで完璧とはいきません
 そうは言っても、被害が発生してからの対応では手遅れです
 サルの位置、あるいは動向を正確に把握することで、予測(予知)、すなわちタイムリー(効果的)な対応を可能とします
 サルたちが近づいてくるときだけ、ここは人の住む集落であることをアピールするアクションを起こせばいいのです
 ▼サル接近警戒システムの役目
 サルには、行動域調査に使用されている小型のテレメトリ発信器が取り付けられており、この電波を受信して、サルの群の接近を「音」と「光」で、その地区の方に知らせることで、組織的に追い払いを行っていただき、被害を未然に防ぐこと(サルたちに、この場所は人間の生活圏だと言うことを教える、従って山から出てきたサルを追うとは限りません、こちらからは見えないサルに対して、ここは人の住むところと言うアピール・・・立ち話でも散歩でも結構です、これをしていただくことが予防につながります)を目的に、センサー&通報装置として開発したものです
 「自動記録オプション」や「ASPサービスオプション」を併用することで、行動域調査の自動化Webを活用したサル出没情報配信(サル予報)も可能になります
 ▼その目指すところ
 念のため、最後に確認をさせていただきます
 被害防止が目的ではありません
 集落(地域)のみんなで取り組むことで、農家の方の収穫(収益)を増やすことがその一番の目的です
 あきらめて作付けをしない → 土地が荒れる・・・・こんな地域を無くすることが目的です

=猿人善快=の運用方法
基本は、極めてシンプル → 予知・予防による被害防止!!です

 アラーム音が鳴ったら
この音が聞こえたら、回転灯に注意して下さい
どうも「サル」が近づいてきたらしい・・・というアラームです
装置の設置条件で異なりますが、1000〜500m範囲に彼らが近づいたことを意味します
どうもサルが近づいたらしい・・・と、外で数人集まって立ち話をしていただくのも、ある意味有効な予防策になります
近づいてくる(様子を見ている)サルたちに、その場所は人の生活圏であることを見せつける意味があります
なるべく多くの方に集まって頂くことが、より予防効果を高めます

※電波を利用しますから、雷や2サイクルエンジン、あるいはスノー・ノイズのような帯電性の外来ノイズによる誤動作が考えられます
 最新のモデルにあっては、適法デジタル発信器の場合、ID識別による検知ですから、ノイズによって検知感度が相対的に落ちることはあっても、誤作動することはまずありません
 アナログ発信器の場合は、雷や2サイクルエンジンのような一過性のノイズであれば、無視することが出来る仕組みを持たせていますが、帯電性のノイズの場合は、影響を受ける可能性があります
 回転灯が連続点灯しだしたら
いよいよサルたちが近くまでやってきたことを意味します
最初アラームが何度も鳴る時点では、回転灯は点灯したり消えたりを繰り返します
それが連続して点灯するようになると、設置場所等の条件によりますが、その設置場所に対し500mくらいまで近づいてきたことを意味します
集落の方は、自分のほ場(田畑)に見回りに出かけて下さい
山から姿を見せているようであれば、追い払いを行います
過去の経験から、この場所は安心できるところ・・・・サルたちにそう思われている場合では、簡単には山に戻ってくれないでしょう
この場合は、花火など使用する強攻策を取ります
山から出てこなければ、単に見回りだけ続けます
犬を連れて散歩・・・・この程度で十分です(日頃の散歩コースを、山際に変更する!)
回転灯が消えれば、この見回りも不要に・・・・安心して日頃の生活が営めます

テレメトリ発信器が取り付けられていないサルの群れ、あるいは離れサル(ひとりサル)については、残念ながら事前に検知することが出来ません
この装置が働かないのに、被害が出た、サルが出てきた・・・と言う場合、集団であった場合は新たな群れが来た(群れ別れも考えられます)という判断で、捕獲 → テレメトリ発信器の取り付け の努力をお願いいたします

 対策とは、相手や状況を知るところから
 動物の習性を研究し,効果的に撃退しようとするシステムですから、まず相手を知るところからのスタートです
 いままでの行動域調査結果と、今のサルの位置が分かれば・・・・もう完璧です
 サルは、群れをなして一生を同じ地域で生活します
 特にメスザルは群れを出ないし、常に群れの中心にいます
 若いメスザルが捕獲できたら、万歳!という理由はここにあります

 このテレメトリ発信器・・・素人がそうそう簡単にサルを捕獲して取り付けるわけにはいきません(捕獲許可の問題もあります)が、意外と普及しているというか、各自治体では獣害対策、あるいは自然保護対策の基本情報として、野生動物の行動域調査を行っており、この目的にそこそこの数の発信器が使用されています

 そこで、あるもの(出ている電波!)は、有効的に使わせていただこうじゃないの・・・というのが、本システム開発のきっかけになりました
 地元では自治体を中心に、常に捕獲の努力はしていらっしゃいます
 サルにも発信器にも寿命がありますから・・・・
 予知による追い払いの効果は抜群です
 当初は、見えないサルを追ってどうする!?と言う声も出ますが、ところが・・・です
 サルの先回りをして、人が存在をアピールすることが実は効果的なのです
 サルにしてみれば、その場所に必ず行かないといけないという理由はありません
 自分たちにとって、その場所が居心地が良くなそうに見えたら、そこには来ようとしません
 ほ場の周りを柵で囲むような対策とは、全く考え方が異なります
 あとは、これらのことの周知に努めることです
 地域で研修会の開催が必須でしょう(どんなテーマであっても、集落の方70%以上の参加というのが徹底の目安だそうです)
 予防のために必要なことは、「知識」・・・敵を知ることです
 そのためにも集落全員で「勉強」することが必要です
 きちっとした対応こそが効果を高めます、対応の機械化は無駄な抵抗とお考え下さい
 本装置を設置し、以下ご紹介の【ノウハウ】をきっちり運用していただければ、必ず効果があります
 ひとりサル(はぐれサル)の問題は残るかも知れませんが、群による被害に対しては絶対の効果があると申し上げても過言ではありません
 繰り返しますが、人の関わり・・・・追い払い行為は必須です
 この点の手は抜けません(下手な自動化など考えて、ここで手を抜いてしまうと、効果は期待できません 本装置の設置は、正直なところ無駄になるでしょう)
 ここは、サルたちの生活の場ではない、人間の生活圏だ!! ということを教えることに他なりません
 この生活圏を教える「追い払い」・・・・いつ来るか分からない敵に対して行う必要はありませんし、被害を被ってからの対策ではありません
 予知して行う対策・・・・すなわち予防が効きます
 これが効果を大きくするものです
 身近な例をご紹介しています   →  サル日誌

 ここでは、テレメトリ発信器の普及というかサルの捕獲が最終的な問題になります
 あとは、本装置を必要に応じて配置することと、その運用を周知徹底させることです
 広域での対応・・・すなわち、サルたちをある範囲への囲い込みが、最後のキーワードになるでしょう
 こうすることで、自然の生態系を破壊することなく(正確に言えば、自然の生態系を守って、かつ)、人間の資産を守ることが可能になります

※目先のことで言えば、近づいたサルたちに、ここは人の生活圏であることを追い払いによって教え込むことで、「ほ場」に近づかないようにして農作物の被害を食い止めます
 サルがすぐに慣れないのは人間であって、爆音機(サウンドパンチャー)など下手な自動化は、すぐに慣れてしまいますし、逆に彼らを鍛えてしまうことにつながります
 追い払いの自動化はできません(そう考えてください 下手に手がけてもコストの無駄に終わってしまいます)
 機械化では、サルに対してそこが人の生活圏であるという主張はできません
 対応は、台風の時と同じ!?
 台風被害を最小にするために、行政(気象庁)は、その勢力や位置、進路予想情報を提供し、それを見て市民は自己防衛します
 ここにご紹介している野生猿の被害対策も全く同じ仕組み、考え方であると言うことです 
 台風が来るからと言って、気象庁に何とかしてくれと言う電話をかける方は、いらっしゃらないでしょう
 台風の勢力や進行方向を正確に知ることで、自分で判断し、自分に対策が必要であればそれぞれの方が自分で行います
 皆さん、そうなさっていると思います
 この野生サルに対する対応も同じで、広域対応ができれば、今猿がどのあたりにいてどの方向に向かっている、という情報を得ることができ、それによって安心もできれば、被害を未然に防ぐ予防措置も可能となります
 岡山県では、この広域対応についての取り組みを始めました(2003年下期)
 対応は、地域の方全員で!
 たとえば、猟友会の方に追い払いを依頼すればいい、手っ取り早く射殺してくれれば、もっと被害は減る・・・そうではありませn
 この場合、サルにとって、怖いのは猟友会の人であって、そうでない人は自分たちにとって安全な人たちというように学習します
 24時間365日、猟友会のか方がそこにいらっしゃらない限り、この地域の猿害問題は解決しません
 人里は自分たちの近づくところではないと言うことを、地域に住む方全員でサルたちに教えることが必要です
 地域でまとまった対応・・・3〜4回、接近を事前に感知し、追い払い行動をとることで、サルたちは近づいてこなくなる、という経験をご紹介しております
 いつも研修会でお話しすることですが、対策をしてもらう人と、対策をする人を作らないことが、猿害対策にとってとても大事なことです
 一生懸命対応をする人が孤立しないよう、その人だけがいやな人とサルたちに教えないような行動を、地域全体でとることが猿害解決の第一歩です

余談かも知れませんが・・・
ここではサルについて取り上げていますが、生活圏の棲み分けということを考えた場合、サル以外の野生動物に対しても、同様の効果が発揮できているかも知れません
この検証は、なかなか難しいでしょうが・・・・
身近なシステムの良さ
 従来から採用されている方法・・・
 それは、行動域調査に使われる方法です
 それなりに、知識のある方がお使いになれば十分お役に立ちますが、
  1.常に受信状態を気にしておく必要がある
  1.受信機の操作を覚える必要がある
  1.携帯型受信機のため、受信アンテナに制約があり、近づかないと感知できない
    (付属アンテナでは、200m、指向性アンテナで600m程度/山中)
     具体的には、こんなイメージ

 そこで、お年寄りでもどなたでも、利用できる形状・・・・すなわち、見れば分かる仕組みを作りました
 シンプルなこと・・・トラブルが少ない基本でもあります
 技術的な興味の追求、あるいは話題性を優先すると、どうしても複雑な(凝った)仕組みになりがちです
 これは電気的なトラブルとばかりは限りません、運用上のトラブルにもなりかねません
 例えば、遠くに連絡したい(遠くにいても知る仕組みが欲しい)・・・・今は携帯電話があるじゃないか!
 まず、すぐ近くにいないと、追い払いの対応が効果的にできません(素早い対応=予防)
 また、電波を受信して利用していますから、必ず誤動作があります
 その原因は、雷であったり、近くを走る2サイクルエンジンを搭載した単車であるとか、草刈り機であるとか、実際に電波(ノイズ!ですが)を出すものですから、受信側でできる誤動作防止対策には限界があります
 人のいるすぐ近くに設置してあるなら、その場の様子は分かりますから、これは誤動作だ!等の判断は付きますが、遠く離れて「サル接近」とかいうMailや着信履歴が届くのでは、その現地の様子ははかり知れません
 サルが来た、という対応をするしかないことになります
 こんな誤動作が続くと、どこかの「オオカミが来た・・・」というお話と一緒になってしまう危険があります
 あと一つは、複雑にすればするほど、コストがかかるという問題です
 ここは基本に立ち返って「自主防除」のお助けマン・・・すなわち、そこにいらっしゃる農家の方々に「サル接近」という情報を素早く共有できる仕組みをお安く提供するということに主眼を置いています

※運用に慣れた方々には、色々な選択枝・オプション対応をご用意しています
  まずは、先にお書きした基本的なところからお使いいただくのが良いと思います
派生的に生まれた、良いこと
 農村とはいえ、昨今のことで地域の連携が薄れてきたそうです
 地域の獣害対策についても、自分のほ場に被害がなければ関係ないようなことにも・・・・
 そして、いざ自分のほ場に被害が出た場合の対策は、追い払いをしようにも自分夫婦しか人手がいない・・・
 いつ来るか分からない敵に対するイライラと合わせて、この点もあって、行政に、あるいは猟友会に何とかしてくれ(撃て、殺せと!)ということになっている現状があるようです
 ここでご紹介の仕組みを導入したこと、すなわち自主防除の考えに基づく対応で、地域での取り組み、以前の村のコミュニケーションが復活できたという、ちょっと嬉しい?お話をある区長さんからお聞きすることができました
 情報が瞬時に共有できる仕組み・・・・そこにいる方に同時に情報を伝えることのできる仕組みの良いところでしょう(情報の共有化・・・無線の特質/良い点で、災害時などは必ず評価されますが、喉元過ぎればなんとかで、日頃はケータイの方が便利とか言う話にすぐなってしまいます!)
 そこにいる誰もが状況を認識できる・・・悪い言い方をすれば、そこにいる人で今の状況を知らないとは誰も言えません
 これも情報の共有化というひとつのメリットです
 誰か対応してくれるだろう、役所に連絡しておけば・・・では、無くなります
 自らが行動をしなくては・・・それも周囲と連携して!です
 大げさに言えば、地域活性化の中心に、この警報装置の存在があるかもしれません!?
=猿人善快=の目指すところ/システム編
システムとして目指すところは下記のシステム・・・インターネットのコンテンツの一つに
ここでは、専用ASPサービスの仕組みをご紹介しております
安価に自身で運用できる『猿人善快ASP for Personal』もリリースしております

台風の気象衛星画像のように、猿の群れの動きを地図上に表示
詳しくは、オプション(展開)のページ
最近の取り組みをご紹介します
こちらが最近(最新)の通信網接続装置を内蔵したモデル(旧通信モデムから新ルーターに変更したもの)

OS−KU AU網接続ルーターと、いずれもが小型になっております

ソケット通信からftp送信になりました
232cからイーサー接続になりました

OS−KUの持つ機能で直接Mail通知も可能ですし、「猿人善快クラウド」のご利用も可能です
初代通信機能内蔵モデルです
オリジナルの専用制御BOXと携帯モデムが見えます
この当時はモデムで、サーバー間はソケット通信させていました(CDMA−ONE)
初代ASPサービスを終了し、「猿人善快クラウド」を立ち上げました(2012.06)
本サーバー・サービスは、「猿人善快」を導入いただいた方には、無償で提供いたします(専用ページをご用意、通信料/パケット料はご利用者負担、サーバーに残るデータは当社に帰属)
発生したイベント(受信履歴)情報を地図に落としたWebページもDEMOページとしてご用意しています
履歴を追うことで、いつどの方向から来る・・・あるいは前日の寝場所から翌朝の出没先が予測できるのではないかと考えています

収納BOX右上に、携帯アンテナが見えます
こちらは、独立電源モデルです

地図の例(DEMOページは「イメージ」です)

DEMOページ
http://www.seidensha-ltd.co.jp/~enjin_demo/
認証ID:enjin  認証用パスワード:demo5050

このような専用ページをご用意します
スタンドアローン版『猿人善快ASP for Personal
『猿人善快クラウド』の登場で、独自のシステムの用意はしなくても、必要なサービスが得られるようになったことと思いますが、独自にサーバーを用意したい方は、こちらをご利用下さい
ノートPCと通常の常時接続インターネット環境があれば開設できます
猿人善快側制御エンジン部(OS−KU)の機能がアップしたおかげで、ASPサーバーの負担が軽くなりました
必要な判断は、OS−KUで行い、その結果をASPサーバーに転送しますから、受け取ったASPサーバーではその振り分けをするだけで判断は必要なくなっています
おかげで、このような軽い仕組みでサービスの提供が可能になりました

 本来の目的は、地域・集落が元気になっていただくこと
 問題の自己解決ができることで、自分たちに新たな取り組みができることを実感していただき、元気な農業、多くの農業生産を目指していただくことです
 日本は、食糧不足の時代が目前・・・・私個人も、中国の経済発展の様子等からそんな感覚は持ち合わせておりますが、自己解決できる手段を持ち合わせません
 ここは、ぜひ農家の方に頑張っていただきたいのです

 =猿人善快=設置費用について
 価格につきましては、数種類のお見積もりをご用意しておりますのでお問い合わせ下さい
 機器本体につきましては受注生産品ですので、このお見積価格が販売価格となります
 お客さまのニーズになるべく合わせるような作り方をいたしております
 設置工事費用につきましては、私どもの経験で数字をお入れしております(全く想像がつかないでは、予算化も大変だろうと言うことで・・・)
 実際には、地元の電気工事店さまに現地の実態に合った施工内容で見積もりを依頼して下さい
 もちろん直接施工もいたしますが、距離による経費増、あるいは導入後の保守などの点で地元業者さまのご利用をお勧めしています
 地元業者さまで工事見積もりに必要と思われる施工写真をご用意しておりますのでご請求下さい
 行政ご担当者へ
 地域の理解と協力・・・行政と協働、地域の中での協働、すなわち関わるみんなで汗をかいてこの問題を解決しようという意識がないと、獣害問題は解決しないでしょう

  ・猿害対策のノウハウ
  ・テレメトリ発信器の取付作業フロー
  ・仕様書(製品紹介/工事業者さま向け施工事例)
  ・お見積書(商用電源・独立電源、ASPサービス、2008年8月改正電波法対応等々)
  ・研修マニュアルほか研修参考資料
  ・テレビニュース番組内での特集(2種)
  ・具体的な設置例
  ・システム情報(オプション情報・最新情報)

 などなど、本接近警戒システム【猿人善快】をご理解いただける内容+豊富な?資料です
 新旧取り混ぜと言う面もありますが、変わらぬ基本というものがあります
 行動域調査目的についての資料も加えました
 活用できるデータで提供して欲しい・・・とのご希望もあり、CD−ROMでご用意しました
 印刷枚数で言えば、70ページを越える内容です(常に内容はバージョンアップ!!)

※2008年8月改正電波法対応のこともあり、機器につきましては日々更新?しています
  常に最新版CD−ROMをご用意してお送りしますので、リクエスト下さい
  (何度でもお送りいたします、古いCDは、破棄してくださいませ)

              ご請求下さい(お申し込みは、Mail/Faxをご利用下さい)
 県外など遠方の方へ
 車で数時間であれば、気軽に?ご説明or設置工事にお伺いします
 最近は、道路も良くなっておりますから、かなり広範囲にお伺いすることが出来ます
 また、東北、北陸(富山・福井)、三重県下には、地元で対応いただける窓口がございます
   (詳しくは、導入実績(例)のページで)
 興味をお持ちいただけた方には、伺ってご説明させていただきます

 設置場所の選定には、本当は直接伺いたいところです(電波の特質を知って判断しないと・・・)が、写真あるいは地図をお送り下さることで、おおよその見当は可能です
 また、具体的な導入をご検討いただけるところがありましたら、日頃お取り引きのある電気工事業者さまにご相談下さい
 こちらで装置を作成し、設定など済ませた上で、工事業者さまに分かるように設置の説明書をお付けしてお届けいたします(設置工事そのものは、どちらの電気工事店さまでもお願いできる仕事です)
 現実に、遠方でのご導入の場合、導入以降の保守の問題などもありますから、地元の工事会社さまの中から入札などでお決めいただいたところ経由で設置をいただいております

 岡山県内現地の見学をご希望の方には、現地担当の方、あるいは地元の方のご協力を仰いで、ご案内させていただきます(地元の要請で導入が行われた落合町の様子をご覧いただくのが良いと思います、交通の便も良いですし・・・)
 ご照会下さい

 成果は、運用ノウハウの徹底・・・これは、研修しかないと思います(本ページ、あるいは「運用ノウハウ」の記載内容をご参考になさって下さい)
 地元研修会 実は、これが一番大事!!
 新しい取り組み(鳥獣被害対策)に関しましては、地元の方の理解と積極的な関わりが不可欠です
 そのためにも研修は欠かせません
 集落の、いかに多くの方にこの研修に参加をいただく(サルというものの特質やその行動、そして彼らにしてはいけないこと、しなくてはいけないことなどを知っていただく)ことができるかがサルたちとの勝負の分かれ目です
 一部の人の努力だけで解決する被害程度とは限りません
 本システムの研修用資料は、獣害対策協議会(組合)メンバーの方で、ご希望があれば差し上げますのでご請求下さい(pdf or PowerPointで、CDでお届けします)
 また、研修会への出張参加のご相談もお受けしております
 実際のところ、設置の前に地元をたずねて色んなお話(情報交換)をさせていただいた地域が、より効果的な運用をなさって下さっています(結果として、導入効果が高いと言う評価をいただいています)
■獣害対策研修ほか実践
 山梨県南アルプス市を拠点に、広く活動なさっている NPO法人 甲斐けもの社中 をご紹介させていただきます
 専務理事である 山本圭介さん yamamoto@kai-kemono.org へ、直接お問い合わせ下さい
 Webサイトは、http://kai-kemono.org/ です


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