毛筆という道具
日本画、この国の名前と絵を現す画を組み合わせて作られた言葉です。はたしてこの言葉の意味するモノとは?<日本人が描けばどれも日本画じゃないの?><使っている材料が違うからじゃないの?>どちらも私が満足出来る答えではありませんでした。<当初、西洋とこの国を対比させて作られた言葉だったから、今となってはあまり意味の無い言葉>これも一つの真理でしょうが、少なくとも私にはこれだけでは片付けられない、片付けてはいけない魅力的な何かが感じられる気がするのです。はたして魅力的な何かとは?
材料にも秘密はありそうですが、もちろんその使い方にも違いがありそうです。日本画を描くときの筆、「毛筆」それを使う技術「運筆」は、かつて日本画を構成するもっとも重要な技術だったそうです。毛筆が生まれた頃の話、またどのような価値観で技術開発、作られて来たか?そしてこの国なりの価値観の求め方は?毛筆に求められて来た事を手がかりに捜すワークショップです。出会い、発見を楽しんでいただけたら幸いです。参考 筆の構造と基底材の関係http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2009/050801/index.html参考 筆の達人http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2010/092701/index.html参考 墨の定着と着彩http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/newcon/news/2010/100501/index.html参考 体の文化http://kibikougen.blogspot.jp/2010/09/blog-post_09.htmlこの国の絵画は具体的な時間表現を伴い、またそれを愛でる文化がかつてあった。美術鑑賞の楽しみ、そんな話も出来ればと思っています。問い合わせ:岡山県立美術館※すでに「毛筆」を使わないで描く日本画もあるそうですし、、、 たとえ使っていたとしても、使い方が違う場合もあるかも解りませんが、、、
Copyright (C) Moriyama Tomoki All Rights Reserved. このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。