スタッフ日記

2016年度

過去の日記
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1月

2017/1/22「津黒の雪遊びデー」



津黒の雪遊びデーを開催しました。
時折、横殴りの雪が降る中、イグルーつくりと雪遊びを行いました。
イグルーとは、カナダ北部で暮らすイヌイットと呼ばれる人たちが狩猟の際に雪や氷の塊を積み上げて作る簡易住居の事です。普通は、雪や氷を切り出して作りますが、しまった雪が少ないのでコンテナboxを代用してブロックを作り積み上げていきました。
また、雪山を事前に作って頂いていたので子どもたちには、格好のソリすべり台になっていました。普通に滑る人・スーパーマンみたいになって滑る人。思い思いに雪を楽しんでいました。
今回は、津黒高原荘様にご協力いただいて、温泉の入浴料を特別割引して頂きました。
冷えた体には最高っだった事と思います。

11月

2016/11/26「秋の草原保全と餅花作り」



サクラソウ自生地にて、来年の山焼きに向けた防火帯作り&餅花作りのイベントを重井薬用植物園と共催で行いました。
最高の秋晴れの中、関係者や山焼き隊の方、計14名の方々にご参加頂きました。まずは、先日刈った草や落ち葉を熊手で寄せる(集める)作業です。簡単な内容ですが、急斜面での作業なのでなかなかの重労働です。昼食は、地元産のイノシシ肉を使った汁物とご飯で温まります。疲れた体にはもってこいです。午後からは、クロモジを使った餅花を作りました。枝に、白・黄・赤の餅をつけていきます。黄色はクチナシ、赤色はガマズミで色を付けました。お土産に、山焼きをしている所で採ったヨモギ等を使った「草原餅」(草餅)をお持ち帰り頂き終了となりました。
今年度の山焼き隊の活動は今回で最後になります。
これまでにご参加頂いた皆様、有難うございます。
来年の4月に山焼きを行う予定ですので是非ご参加下さい。

2016/11/16「紅葉の様子」



天候のせいか、全国的に今年は紅葉の色づき方が渋いようです。津黒の紅葉も例年に比べ、渋〜い色づき方をしています。ですが、これはこれで、いつもと違っていて悪くありません。良く晴れた日の夕方、茶色ぎみな黄色をしたコナラの森に、最後の夕日が当たる瞬間は、言葉では表せない深い雰囲気の色になります。あと1週間は見られるかなと思っています。

炭焼きも、二窯目を焼き始めました。紅葉観賞と併せてぜひご見学ください。


10月

2016/10/15「はじめての焚き火遊び」



焚火で遊ぶ親子イベントを開催しました。焚火で安全に遊ぶ方法、遊びのヒント、おやつ作り等を行いました。また、園内の炭窯の見学もしました。
まずは、森で焚き付け用の小枝や杉の葉、花炭用の木の実や植物を拾い集めました。火おこしには、火おこし器でチャレンジしましたが上手くいかず文明の利器のライターで火種を作り焚火を育てました。興味のあるものを火にくべて焼ける音や匂い、燃え方の違いを楽しみました。途中、焼き芋・焼きリンゴを仕込み。笹の枝でマシュマロをさして焼いたりスキレットでムカゴを焼いて食べたりもしました。

2016/10/2「津黒のきのこ観察会」



津黒いきものふれあいの里にて、「津黒のきのこ観察会」を開催しました。
倉敷市立自然史博物館、岡山きのこ研究会との共催です。
講師の方から諸注意をお話いただき2手に分かれて採集をしました。見つけたきのこを手あたり次第採集します。中には、林の中に入って探す方もいました。ぐるっと一回りした後は皆さんお待ちかねの昼食です。ささゆり館職員の汁奉行が作るきのこ汁は絶品です。お腹を満たした後は、講師の方による解説です。「中毒」等について丁寧に教えて頂きました。

9月

2016/9/24「津黒の土でべんがら染め」



津黒いきものふれあいの里にて、「津黒の土でべんがら染め」を開催しました。
今回は、講師の方が持ってこられた色の他に、園内から採った土・山焼きを行っている場所の土から色をとりました。園内・山焼きの土は、そのままでは使えないので参加者皆さんにふるいやすり鉢・すり棒を使って色を出していただきました。そんな頑張りもあり、全部で6種類の色が出来上がりました。その後、思い思いに模様をつけてオリジナル作品を作っていきました。べんがら染めは、経年劣化に強く日光にによる色落ちが無いそうなので長く使えるとの事。皆さん末永く使ってくださいね。

8月

2016/8/20「こどもはんざき調査隊」



湯原地域の川で、オオサンショウウオの調査・観察会を行いました。夜間のイベントにもかかわらず多くの方に参加して頂きました。有難うございます。
川に入る前にまずははんざきセンターの見学です。講師の方から形態的な特徴や生態について実物を見ながらお話して頂きました。その後、パワーポイントを使ってこれまでの調査から分かった事などのお話をして頂きました。辺りが真っ暗になりオオサンショウウオの観察にぴったりな時間になった頃、川に入って調査開始です。講師の方を先頭に歩いて行きます。なかなかオオサンショウウオに出会えず心配していましたが、終盤に30cm・80cm程の個体を発見でき良かったです。オオサンショウウオは、色々と計測をしてお帰り頂きました。

2016/8/6「川の漁業体験」



中和地域の川にて、「川の漁業体験」イベントを開催しました。天候が不安定ではありましたが多くの方に参加して頂きました。普通、投網などを使って魚を獲るのは漁業権が必要ですが、地元の漁協組合の方のご厚意で毎年体験させて頂いております。まずは、ふれあいの里で昔の漁についてや投網の投げ方を練習しました。投網を投げるのは初めての方ばかりだったので、最初はうまく広がりませんでしたが数投したらある程度は形になってました。その後、練習の成果を確かめるためにいざ川へ。子どもと達は、ヤナギを使った追い込み漁、大人の数名は投網に分かれて体験しました。皆さんの頑張りにより、アユ・オイカワ・カワムツ・カマツカ等が捕れました。

7月

2016/7/24「自転車に乗って昆虫観察」



蒜山地域にて、「自転車に乗って昆虫観察」イベントを開催しました。今回、初の試みという事で、様々な方々にお手伝いを頂き開催することが出来ました。誠に有難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
蒜山のサイクリングロードを走りながら各所で観察を行いました。大森先生の解説のもと、カブトムシ・スジクワガタ・センチコガネ・ゴイシシジミ・オニヤンマ等々、量的には少なかったですが色々な虫たちを観察できて良かったと思います。
実際に開催して色々な良かったことも悪かったこともありました。その点を改善してまた来年開催できればと思っています。皆様のご参加お待ちしております。

2016/7/2「夏の草原保全と観察会」



サクラソウ自生地にて、草原保全活動と観察会を行いました。例年、雨に降られるイベントですが、今年は晴れ。逆に雲が少し欲しくなるくらいの中のイベントとなりました。サクラソウは花も散り、種子をつけている時ですがハンカイソウ・チダケサシ・オオバギボウシ等は綺麗な花を咲かせています。そのような所の草を刈るのは少し残念な気がしますが、これもサクラソウのためひいては草原保全のために刈らないといけません。参加者の皆様には、サクラソウを気にしつつ暑い中草刈りをして頂きました。有難うございます。
サクラソウ自生地での活動は、11月に「秋の草原保全と餅花作り」と題して行います。是非、皆さまご参加ください。

6月

2016/6/25「ホタルとカジカガエル観察会」



津黒いきものふれあいの里にて、ホタルとカジカガエル観察会を開催しました。今年は、ホタルが出始めるのが早く当日にどのくらい飛んでいるか心配していましたが、空気を読んでくれたのか多くのホタルを観察することが出来ました。始めに、室内でホタル・カジカガエルの説明をしたあといざ野外へ。まずは、カジカガエルです。鳴き声を頼りに探します。オスを数匹見つけることが出来ました。お次はいよいよホタルです。目の良いお子さんが多かったので、オス・メス共に見つけることができ違いを見て頂けたので良かったです。まだ、少し飛んでいるようなので今週末が最後のチャンスかなと思います。まだ見れていない方は足を運んでみてください。

2016/6/12「草木染で自然を守ろう!」



特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」の駆除活動&草木染を行いました。場所は、旭川沿いの道路(蒜山東茅部)。当日は、5名の方に参加していただました。少し説明をした後、抜き取り作業を行いました(写真1枚目)。1株ずつ抜いていく作業は本当に労力のいる作業です。抜いたものは、地上部と根に分けてゴミ袋に入れ、地上部は草木染に使用し根は焼却します。午後からは、いよいよ草木染です(写真2枚目)。煮出した染液は黄色ですが、媒染の種類によって出来上がりの色が変わって来るのでとても面白いです。皆さん思い思いに模様をつけて、オリジナルの作品が出来上がりました。
【オオキンケイギクについて】
見た目は黄色で綺麗ですが、特定外来生物に指定されているので「栽培」・「運搬」・「野外に撒く・植える」などが禁止されています。土手や河原などで良く見かけますが、繁殖力が強く、在来の植物たちを駆逐してしまうという事で各地で問題になっています。駆除は、花が咲き始めの頃に根こそぎ駆除が良いでしょう。同じ場所で翌年以降も続ければより効果的です。以下の方法で駆除を行ってみてください。
1、駆除活動をいつ行うかを回覧板や掲示板等で事前に告知する。
2、抜いた植物は、丈夫な袋に入れて逸脱防止措置をとる。
3、ゴミ処理施設に運搬する。
個人で行うのはとても大変なので、地域の方と一緒に駆除活動をしてみてください。

2016/6/5「モリアオガエルとその仲間たち」



津黒いきものふれあいの里にて、モリアオガエルの観察会を開催しました。天候もなんとか持ち直してくれて、色々な生き物たちに出会う事が出来ました。道すがらフィールドビンゴを行いながらの観察。「ピンクのやさしい花は?」「水辺にきれいなトンボは?」など、解説を聞きながら散策を楽しみました。お目当てのモリアオガエルは、オスを2匹間近に見る事ができ、参加者の皆さんにはその他のアオガエルたちとの違いをじっくりと観察できたかと思います。夜道を歩いていると、メスがちょこちょこ歩いているのでもう少し産卵が見れそうです。

5月

2016/5/22「新緑のブナ林で夏鳥観察」



山乗渓谷にて、恒例の夏鳥観察会を開催しました。心地よい五月晴れの中、色々な鳥たちに出会う事が出来ました。不動滝周辺で観察をした後、山乗渓谷の最上部にあるブナ林まで上がりました。ミゾサザイ・オオルリ・コゲラ・カッコウ・コルリ・クロツグミなど姿が見れたもの、声だけ聞こえたものを合せると25種類ほどでした。新緑のブナ林を歩きながらの観察は良いものです。また山を歩くのが好きになった一日でした。今年は、アカショウビンの声が聞こえなかったのが残念でしたが、また来年に期待したいと思います。不動滝からは車で上がる事が出来るので、気軽に楽しめる場所になっています。皆さんも行ってみてはいかがですか。

2016/5/8「サクラソウと蒜山の春」



蒜山の自生地にて、毎年恒例のサクラソウ観察会を重井薬用植物園と共催で行いました。天候にも恵まれ、県内外から30名の方々にご参加いただきました。今年の4月に山焼きを行ってから1ヵ月ほど経った今、可憐なピンク色の花を咲かせてくれているのを見ると感慨深いものがあります。現在では、地域の発展や地元住民の高齢化などによって、山焼きや草刈りが以前より盛んでなくなってきた為、サクラソウの自生地はごく僅かになってしまいました。この現状をふまえて、津黒いきものふれあいの里と重井薬用植物園ではサクラソウの自生地を守るための活動を行っています。7月2日(土)には「夏の草原保全と観察会」と題して、このサクラソウの自生地で保全の為の草刈りを行う予定です。ぜひ皆様のお力をお貸し下さい。詳細は、後日HP等に掲載いたします。

4月

2016/4/29「ピンク系のお花が見頃です」



サクラは散ってしまいましたが、足元には小さなピンク系のお花が色々と咲いています。サクラソウ(上下)、オオイワカガミ(写真下)、サギゴケ、カキドオシ等々、見頃を迎えています。5月中旬頃、田植えの時期になると、「田植え花」とも呼ばれる、タニウツギのピンクの花がよく目立つようになります。

2016/4/11「山焼きが無事に終了しました」



今年の山焼き隊は、地元の延助集落のご協力と大勢のボランティアの皆様お蔭で、無事、サクラソウ自生地の山焼きを終えることができました。1ヵ月後の5月8日(日)には早速、「サクラソウと蒜山の春」と題した観察会を、火入れを行った場所で開催予定です。今は黒々としている大地ですが、わずか1ヵ月で、緑豊かな草原に変わり、多様な動植物の宝庫になります。観察会の詳しい情報はコチラをご覧ください。

*写真は、環境省・米子自然環境事務所にご提供いただきました。アクティブレンジャーの今泉さんの撮影です。火柱が立ち上がる瞬間の迫力がすごいです!


2016/4/9 「サクラの良い季節になりました」



ようやく津黒もサクラの季節となりました(写真上)。ささゆり館周辺にはソメイヨシノ、オオヤマザクラ、シダレザクラが咲いています。各地でお花見に行かれた方も多いと思いますが、こちらではこれからです。街中から離れてのんびりピクニックでもいかがですか。あと、オキナグサ(写真下)も咲き始めました。こちらも併せてぜひ見に来てください。

2016/4/3 「少しずつ春が進んでます」



先ほど、園内を巡回してきたので簡単に報告します。キクザキイチゲ(写真上)この時期に可愛らしい花を咲かせてくれます。お天気のせいか完全に花は開いてなかったですが、ポツポツとありました。色の少ない時期に目立つ存在ですね。ハンノキハムシ(写真下)河川沿いに生育しているハンノキにいました。ちょうど今が繁殖の時期の様です。模様に個体変異があるようなのでじっくり観察するのも面白いかもしれません。